やまがた山楽ガイド
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何着ていく?山を楽しむ服選びケーブルカーやリフトがある場所や、道が舗装されている場所、公園のような施設であれば気軽に普段着で行くこともできます。(履き慣れた歩きやすい靴と動きやすい服装がキホン。)足場の悪い所や標高の高い所へ行く場合は、自分の身を守って楽しく過ごすためにも、着るものを工夫してみてくださいね。山は天気や環境が変わりやすいので、重ね着を活用して体温調節をすることがとても重要。この重ね着のことを「レイヤリング」と言うよ。野生動物に気をつけて!山では野生動物に遭遇することも。近年はクマやイノシシ等の大型獣による被害が増加しています。山に入る際は、十分な対策を忘れずに。ラジオ・クマ鈴・笛などで音を出して人の存在を知らせる。食べ残しなどのゴミを山に捨てない。(においがクマ等を呼び寄せてしまい大変危険です。)大型獣の出没が報じられた地域へ行くのはひかえる。もしも大型獣に遭遇したら、背を向けずにゆっくりと後退する。虫やヘビなどの有毒生物はもちろん、うるしなどの毒性のある植物にも注意!長袖を着たり、工夫して対策しよう!山の動植物との関わり方多様性に富んだ生態系をもつ山形の山。豊かな生態系を守っていくためにも、山で動植物を見つけたらマナーを守って接しましょう。餌付けしたり、エサになる食べ物を放置したりしないこと。むやみに手を触れず、なるべくそっとしておくこと。巣立ちしたヒナや幼い動物がいても、連れ帰らずにそっとその場を離れること。高山植物を持ち帰ったり、他人の所有地で山菜を採ったりしない。持ち帰ってもよいエリアを確認し、自分が必要な分だけ持ち帰るようにすること。

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