県指定無形民俗文化財「山戸能」
けんしていむけいみんぞくぶんかざいやまとのう地域に息づく県指定無形民俗文化財「山戸能」
鶴岡市温海地域の山五十川地区に伝わる能楽で、地域に伝わる文献では貞観8年(866年頃)に「謡」、「切り能」、「恋慕の舞」などが、寛永年間(1624~43年)には天龍上人から「座揃囃子」、「道行きの囃子」を教え伝わったとされています。
謡は観世流ですが、「座揃囃子」と「恋慕の舞」は全国でも珍しい特色をもっています。
巻物、能面等十数種あり、毎年の正月(12月31日夜)のお能開きと、5月3日の氏神の祭典及び11月23日の秋祭りに奉納します。
櫛引地域の黒川能とも深い関わりがあるといわれています。明治30年頃までは曲目も120番あり、今はうち9番が伝承され、毎年1曲づつ演じています
県の無形民俗文化財に指定されています。
毎年8月下旬には、道の駅しゃりんのオープン記念行事で日本海に沈む美しい夕陽をバックに「夕陽能」も上演しています。
基本情報
- 住所
- 999-7201 山形県鶴岡市春の祭典 5月3日会場(山五十川古典芸能伝承館)/秋の祭典 11月23日(山五十川公民館)/夕陽能 8月下旬(道の駅「あつみ」しゃりん)
- 料金
- 無料
- アクセス
- 【山五十川公民館まで】
JRあつみ温泉駅よりバスで約20分「山五十川」下車後徒歩すぐ
日本海東北自動車道「いらがわIC」より車で約10分
日本海東北自動車道「朝日まほろばIC」より車で約80分 - 駐車場
- 山五十川公民館、山五十川古典芸能伝承館
- ウェブサイト
- 公式サイト
- 備考
- 山戸能の衣装等を収蔵した古典芸能収蔵館の見学をご希望の場合は、事前に山五十川公民館にお問い合わせください。
- 開催期間
- 春の祭典(5月3日)、秋の祭典(11月23日)、夕陽能(8月下旬)
- 問い合わせ先
- 山五十川公民館
- 電話番号
- 0235-45-2949