朝日軍道

あさひぐんどう

慶長3(1598)年、上杉景勝が米沢を預かるようになり、景勝のもう一つの所領である庄内と米沢領を最短ルートとして部下の直江兼続に開かせたのがこの「朝日軍道」です。

長井市草岡の中里から葉山山頂を経て、朝日連峰の主脈を通って庄内に抜ける60㎞にわたる壮大な山岳道路で、現在の縦走路の原型になったものです。「直江軍道」「庄内直路(しょうないすぐみち)」とも呼ばれていました。

庄内は当時、会津や米沢とかけ離れていて、他国を通らなければ連絡がとれませんでした。将来予想される徳川方(最上義光、伊達政宗など)との対決を前に、領地を接している最上義光への対策として密かに開いたとされ、関ヶ原の戦いや最上戦争の際には、この朝日軍道が置賜と庄内間の連絡路として重要な役割を果たし、軍道としての真価を発揮したといわれています。

エリア
置賜地方
長井市
カテゴリー
歴史・文化

基本情報

住所
山形県長井市草岡1446-1付近
アクセス
山形鉄道フラワー長井線あやめ公園駅から車で約15分
東北自動車道福島飯坂I.C.から車で約1時間50分
※朝日連峰 長井葉山登山口
駐車場
無料、自家用車可
(登山口の大石大明神周辺に5~6台分のスペース)
備考
※登山口:長井市
※トイレ利用不可
※ボランティアガイドによる案内不可
※草岡新町地区公民館前に「庄内道路(朝日軍道)登り口」表示あり
問い合わせ先
長井市観光文化交流課
電話番号
0238-84-2111

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