くじら餅
くじらもち鯨?久持良?由来は諸説あります
新庄や最上地方では旧暦に雛祭りの節句を祝う風習があり、「くじら餅」は供えられるひな膳に用いられるお菓子です。その歴史は古く、江戸時代には朝鮮の通信使の接待にも出されたと記録される由緒ある菓子で、白砂糖、黒砂糖、みそ、しょう油、あん入りなどの種類があります。「くじら餅」はもち米とうるち米を配合した米粉を使い蒸して作るお菓子ですが、その不思議な名前の由来は、潮鯨に見た目が似ているからとも、くず米を使って作ったことからとも、日持ちがすることから久しく持ちが良いの頭文字をとったとも、諸説あります。新庄ではひな膳として供えられるだけでなく、お茶うけとして日頃から親しまれているお菓子です。
基本情報
- 住所
- 山形県新庄市
- ウェブサイト
- 新庄市
- 備考
- 桃の節句に合わせて作られる(現在は通年販売)
主な産地:新庄市周辺 - 問い合わせ先
- もがみ物産館
- 電話番号
- 0233-28-8886