やまがたフルーツPR隊「YFP150」vol.5(前編)ぶどう
山形県は、年間を通じて様々なフルーツが楽しめる「フルーツ王国」。そんな県内各地の美味しいフルーツや周辺観光スポットを、山形県内の学生たちによる「やまがたフルーツPR隊『YFP150』」(わいえふぴー いちごーまる)が取材し、その魅力を前編・後編にわたってお届けします!
第5回は、九里学園高校新聞部の皆さん!前編では「ぶどう」の魅力について、生産者の方へのインタビューやぶどう狩り体験を通して伝えてもらいますよ★
ぶどう
みなさんこんにちは!やまがたフルーツPR「YEP150」の、九里学園高等学校3年普通科 今井結夏(ゆな)、梅津望未(のぞみ)、髙山心音(ここね)です。私たちは8月23日に南陽市にある熊野大社と漆山果樹園を取材してきました。

漆山果樹園について
山形県南陽市にある漆山果樹園は90年以上前からぶどう栽培をおこなっている老舗の農家です。ぶどうは小玉・中玉のデラウェアから大粒の高級品種まで30種類以上が育てられています。7月上旬から9月上旬までは実際にぶどう狩り体験をすることができます。また、直売は通年行っており、加工したドライフルーツや、ジュース、ワインが販売されています。併設するカフェではジュラートやフルーツパフェ、バターサンドなどの自家製スイーツや、フルーツティー、フルーツスカッシュなどのドリンクが販売されています。

漆山果樹園のオーナーの漆山陽子さんへのインタビュー
Q、ぶどう狩りや直売でのおすすめの楽しみ方を教えてください。
A、果樹園に実っているぶどうを間近で体感してもらった後に、カフェで涼みながら自家製スイーツを食べ、楽しんでいただくことがおすすめです。
Q、一番大変なこととやりがいを感じる瞬間はなんですか?
A、大変なことは、ぶどうの予約数がとても多いため、ぶどうの注文数と予約された方の管理をすることです。また、気候変動に合わせながら毎年同じ品質のぶどうを作ることも大変です。やりがいはお客様からメッセージや手紙などで「おいしかったよ」と言ってもらえたときに感じます。
Q、カフェで販売しているもののおすすめはなんですか?
A、添加物をできるだけ使っておらず、全部おすすめなのですが、特に果汁や果肉がたくさん使われているジェラートがおすすめです。
Q、おすすめのぶどうの品種や、特に人気のぶどうはなんですか?
A、デラウェアがおすすめです。種がなく、小さいことからとても食べやすく、疲労回復効果や老化防止など健康維持や若々しさを保つことができます。また当果樹園のデラウェアは、日本野菜ソムリエ協会が主催している「野菜ソムリエサミット2023」で甘さと完熟感、キリッとした酸味が交互に出てきて飽きないと評価され、金賞を受賞しています。
Q、お客様に伝えたいことはなんですか?
A、漆山果樹園だけでなく、山形に来て、山形のおいしいものを知って楽しんでもらいたいです。
ぶどう狩りの感想
実際にぶどう狩りを体験してみて、漆山果樹園のぶどうに様々驚かされました。畑がとても広く、実際に沢山のぶどうが実っている様子を見て、その豊かさに圧倒されました。スーパーなどで売っているぶどうとは全然違い、一つひとつの粒が大きくボリュームがあることに気づきました。そのため、どのぶどうが一番おいしそうかを考えながら収穫することができました。部員同士で「こっちの方が大きいんじゃない」「このぶどうの方が粒が多い!」など話しながら、楽しく体験することができました。

カフェの感想
ぶどう狩りの後、私たちはシャインマスカットパフェと、果汁100%のシャインマスカットジュースと紅茶を使用したドリンクをいただきました。シャインマスカットパフェはミルク味のジェラートにプラスしてジェラートをもう1つ選ぶことができます。私たちはチョコ味を選びました。チョコなのに重すぎず、ほどよい甘さでとても食べやすかったです。シャインマスカットの粒が大きくミルクのジェラートはとても濃厚でした。また、一番下にはビスケットとヨーグルトのようなものが入っており、甘ずっぱくておいしかったです。紅茶はシャインマスカットの風味もしつつ、スッキリとしていて飲みやすかったです。

果樹園まとめ
今回の取材を通して、お客様に喜んでもらえるよう、気候変動に合わせ日差しや水やりの管理を徹底し、ぶどう一粒一粒に手間暇かけて育てていることがわかりました。また、綺麗で美味しいぶどうをつくるために、一房ずつ丁寧に摘粒したり、ぶどうのデータ管理を取り入れていることから、ぶどう一粒一粒にたくさんの思いが込められていることがわかりました。そしてカフェの商品は、添加物をできるだけ使っていないため、よりぶどう本来の味を楽しむことができると思いました。
さらに、漆山果樹園では、消費者として食べるだけでなく、一日だけ農業のバイトができる「デイワーク」というアプリを活用し、農業に関わりたいと思っている人が気軽に農作業を体験できるような取り組みをしていることに驚きました。この「農家と作る」という新しい形が、山形のフルーツと地元や他の地域の人々との新しい関わり方だと感じました。
漆山果樹園は、お客様が楽しめる体験や違った視点で山形のフルーツに関わることができ、たくさんの種類のぶどうを味わえるところです。ぜひ訪れてみてください!
※今回取材した「漆山果樹園」に関する情報は、以下の「詳細を見る」をご参照ください。