やまがたフルーツPR隊「YFP150」vol.9(前編)ラ・フランス
山形県は、年間を通じて様々なフルーツが楽しめる「フルーツ王国」。そんな県内各地の美味しいフルーツや周辺観光スポットを、山形県内の学生たちによる「やまがたフルーツPR隊『YFP150』」(わいえふぴー いちごーまる)が取材し、その魅力を前編・後編にわたってお届けします!
第9回は、米沢女子短期大学・米沢栄養大学の皆さん!前編では「ラ・フランス」の魅力について、生産者の方へのインタビューとラ・フランス収穫体験を通して伝えてもらいますよ★
ラ・フランス
【米沢女子短期大学・米沢栄養大学のやまがたフルーツPR隊が体験取材!】
やまがたフルーツPR隊「YFP150」、今回は「ラ・フランス」の魅力をお届けします!
わたしたちは米沢女子短期大学・米沢栄養大学合同のやまがたフルーツPR隊で、体験取材には佐竹彩里、山口穂乃実、小松萌姫、福島夕葵、鈴木菜水、小河原七海の6人で行ってきました。
それでは取材レポート、お楽しみください!

【髙橋フルーツランドへ】
取材させていただいたのは上山市にある「髙橋フルーツランド」さん。ラ・フランスだけでなく、さくらんぼやぶどう、もも、りんごなども栽培されていて、果物販売のほかフルーツ狩りや、併設された「HATAKE STYLE」では旬のフルーツを使ったパフェやジュースをいただくこともできます。
フルーツの店舗販売では、試食も用意されていて、おいしいフルーツをしっかり選んで購入できます。写真にあるフルーツランドの名物、旬のフルーツの詰め合わせ、これが1箱1,200円って信じられますか?
(取材が終わった後お土産に買っていきました。先輩と食べたのですが最高においしかったです!)



【ラ・フランス狩り】
髙橋フルーツランドではいろいろなフルーツを栽培していて、ぶどう狩りなども体験できますが、ラ・フランス担当のわたしたちはもちろんラ・フランス狩りを体験。ラ・フランスは収穫時期が10月上旬から下旬までの短い期間なので、貴重です!
農園の方から「せっかくだからでかいのを狙え!でかいの!」とアドバイスをいただきながら、収穫を体験しました。
大きなラ・フランスを探して歩くのが楽しく、収穫もくるっと果実を回すだけで力を入れずにとることができました。
収穫したラ・フランスは1~2週間冷蔵庫で「追熟」させて、へたの周りが柔らかくなったら食べごろなのだそう。楽しみです!


【ラ・フランス生産者の想い】
ラ・フランス狩りの後は、カフェのテラスで生産者の髙橋真也さん(代表取締役)が、ラ・フランス栽培について説明してくださいました。
ラ・フランスは山形県がなんと『生産量全国1位!』のフルーツで、天童市や東根市、今回取材した上山市などで栽培されています。
西洋梨にはいろいろな品種があり、収穫が早い方からバートレット→オーロラ→マルゲリット・マリーラ→ラ・フランス→シルバーベルなど。ラ・フランスの収穫時期は開花からの積算温度で計算し、早い年だと10月8日前後。ラ・フランスは甘くて柔らかく、他の品種はもう少し和梨に近いのだとか。
上山市のラ・フランスは、枝が重ならないように誘引する「平棚仕立て」で栽培されていて、生産量が通常の半分に減ってしまう代わりに病気にかかりにくく、高品質なラ・フランスができるそうです。
栽培は、春に花摘み(6つくらい咲く花を2~3つ残して摘む)をして、消毒作業、実がなったらひとつひとつに袋をかぶせて、時にはイノシシから畑を守って、と手間をかけて大事に栽培されています。平棚仕立てなので、冬も剪定作業があり、全部の枝を誘引しないといけないのでひと冬かかって終わるか終わらないかの大変さ。
髙橋さんのお話からは、県内トップクラスの品質のラ・フランスを栽培することへの熱意と誇りが伝わってきました。
髙橋さん、貴重なお話をありがとうございました!


【HATAKE STYLE 実食レビュー】
取材の最後は「HATAKE STYLE」。髙橋フルーツランド併設のほか、山形駅併設のエスパル山形、上山市内に合計3店舗展開されています。フルーツランド店の店内は、きれいなドライフラワーとぶどうの蔦で自然豊かな雰囲気が落ち着きます。どこを撮っても『映える!』こと間違いなしです♪山形県産フルーツを使ったパフェ、ジュースが最高で、フルーツ好きにはたまらない時間を過ごせます。
それではわたしたちが食べたメニュー、一気にレビューします!

○ラ・フランスのプレート
ラ・フランスは追熟が必要なので収穫後すぐには食べられませんが、カフェではすぐ食べられます!ゴロゴロのラ・フランスはふんわり柔らかく、高貴な香りがします。ラ・フランスの下の自家製フローズンチーズはさわやかな酸味があって甘いラ・フランスとよく合い、中に入ったチョコやドライフルーツの食感も楽しいです。

○イロドリぶどうパフェ
いろんな種類の大粒のぶどうが底まで入っていて、ぶどうを味わい尽くした満足感でいっぱいになりました。髙橋フルーツランドではシャインマスカット、ノースレッド、ナイアガラ、スチューベンなど多品種を栽培しているそうですが、一度に全部楽しめました。

○シャインマスカットパフェと100%ぶどうジュース
シャインマスカットを贅沢に使用したパフェ。飾り切りにより、見た目も楽しめる“映え”パフェ。最後まで全部シャインマスカットが入っています。バニラソフトも本当に濃厚!みずみずしいフルーツと相性が抜群でした!
100%ぶどうジュース、こんなに味の濃いジュースは初めてです。ぶどうそのもの!という感じでした。

○桃のパフェ
桃一個まるごとのインパクトがすごい!柔らかくてジューシーな桃と濃厚なソフトクリームで食べ応えがあり、桃好きさんは大満足間違いなしです!

○季節のフルーツパフェ
ぶどう、りんご、いちじく、柿など、旬のフルーツをまとめていただけるとっても贅沢なパフェ。一つ一つが大きくカットされていて満足感も高め◎。いろいろな味が楽しめるし、いちじくなど、普段食べる機会の少ないフルーツも入っているのが嬉しい!マスカットやぶどうの飾り切りも本当に綺麗で、視覚的にも楽しめます!季節によってフルーツが変わるのでリピートする楽しみも!

【取材を終えて】
ラ・フランス狩りでは実際にラ・フランスが実っている様子を見ながら収穫の体験ができたこと、ラ・フランスは追熟が必要ということが新たな学びでした。
フルーツを育てることは思っているより大変です。農薬を散布しすぎてもいけないし、散布しないと病気になります。様々な人の苦労があり、おいしいフルーツが手元に届いています。感謝してフルーツをいただきましょう!フルーツの旬は一瞬です。その一瞬を逃さぬようにしましょう!
※今回取材した「髙橋フルーツランド」に関する情報は、以下の「詳細を見る」をご参照ください。