県指定無形民俗文化財「山戸能」「山五十川歌舞伎」
けんしていむけいみんぞくぶんかざい やまとのう やまいらがわかぶき
鶴岡市温海地域の山五十川地区には、山形県指定無形民俗文化財に指定されている「山戸能」と「山五十川歌舞伎」の二つの民俗芸能が伝えられています。
一つの地区で二つの無形民俗文化財を守り続けていることは全国的にも珍しいとされています。
毎年春と秋に行われる河内神社の例祭では、山戸能と山五十川歌舞伎が奉納されます。
【山形県指定無形民俗文化材】山戸能(1964年指定)、山五十川歌舞伎(1986年指定)
《山戸能》
櫛引地域の黒川能(国指定重要無形民俗文化財)とも深い関わりがあるといわれています。
由来については、地域に伝わる文献では貞観8年(866年頃)に高貴な方々が諸国名山に御巡幸あり、その中の一人能楽に堪能な方が現在の山五十川地区に住むことになり、御面や直垂、「恋慕の舞」などを伝えたとされています。
現在は、「座揃囃子」、「恋慕の舞」、「式三番」、「番能」が演じられています。
「番能」は明治30年頃までは曲目が120番ありましたが、現在は9番までが伝承され、毎年1曲づつ演じています。
春と秋の地元での奉納上演のほか、毎年8月下旬には道の駅「あつみ」しゃりんのオープン記念行事で、日本海に沈む美しい夕陽を背に屋外特設ステージで「夕陽能」を上演しています。
《山五十川歌舞伎》
由来については定かではありませんが、250年以上前、疫病を祓い村を救った湯殿山鉄門海上人へのお礼として地元の若者達が芝居を演じたのが始まりとされています。山戸能と同様、山五十川歌舞伎は河内神社に奉納する神事歌舞伎であり、毎年春と秋に地元で上演されます。演目は14狂言37場を有し、昭和45年には斎藤茂吉文化賞を受けるなど、内外で高く評価されています。
一つの地区で二つの無形民俗文化財を守り続けていることは全国的にも珍しいとされています。
毎年春と秋に行われる河内神社の例祭では、山戸能と山五十川歌舞伎が奉納されます。
【山形県指定無形民俗文化材】山戸能(1964年指定)、山五十川歌舞伎(1986年指定)
《山戸能》
櫛引地域の黒川能(国指定重要無形民俗文化財)とも深い関わりがあるといわれています。
由来については、地域に伝わる文献では貞観8年(866年頃)に高貴な方々が諸国名山に御巡幸あり、その中の一人能楽に堪能な方が現在の山五十川地区に住むことになり、御面や直垂、「恋慕の舞」などを伝えたとされています。
現在は、「座揃囃子」、「恋慕の舞」、「式三番」、「番能」が演じられています。
「番能」は明治30年頃までは曲目が120番ありましたが、現在は9番までが伝承され、毎年1曲づつ演じています。
春と秋の地元での奉納上演のほか、毎年8月下旬には道の駅「あつみ」しゃりんのオープン記念行事で、日本海に沈む美しい夕陽を背に屋外特設ステージで「夕陽能」を上演しています。
《山五十川歌舞伎》
由来については定かではありませんが、250年以上前、疫病を祓い村を救った湯殿山鉄門海上人へのお礼として地元の若者達が芝居を演じたのが始まりとされています。山戸能と同様、山五十川歌舞伎は河内神社に奉納する神事歌舞伎であり、毎年春と秋に地元で上演されます。演目は14狂言37場を有し、昭和45年には斎藤茂吉文化賞を受けるなど、内外で高く評価されています。
基本情報
- 住所
- 山形県鶴岡市山五十川
- 料金
- 入場無料
- アクセス
- 【山五十川公民館まで】
・JRあつみ温泉駅よりタクシー等で約20分
・JRいらがわ駅よりタクシー等で約10分
・日本海東北自動車道「いらがわIC」より車で約10分
・日本海東北自動車道「朝日まほろばIC」より車で約1時間10分 - 駐車場
- 山五十川公民館、山五十川古典芸能収蔵館
- ウェブサイト
- 山五十川ホームページ
- 備考
- 山戸能の衣装等を収蔵した古典芸能収蔵館の見学をご希望の場合は、事前に山五十川公民館にお問い合わせください。
- 開催期間
- 春の祭典:5月3日(会場:山五十川古典芸能伝承館)/ 秋の祭典:11月23日(会場:山五十川公民館)
- 問い合わせ先
- 山五十川公民館
- 電話番号
- 0235-45-2949