すーっと沁みわたる、山形の美酒
清らかな水、冬の厳寒、夏の炎暑、昼と夜の激しい寒暖差。山形にはそんな自然に育まれた銘酒が勢揃い。フルーツ王国ならではの、フルーツワインやフルーツビールも。個性豊かな酒蔵・ワイナリー・ブルワリーをのぞいてみませんか。
「吟醸王国」山形の銘酒を飲み比べよう!
米どころの庄内平野や豊かな雪解け水をもたらす山々など、酒造りのための自然環境に恵まれている山形県。50以上の酒蔵がある山形ではお酒の味のバリエーションも豊富で個性的。「洋食に合う和のお酒」というコンセプトで新製品を開発した酒蔵や、「ロゼのスパークリング日本酒」を製造する酒蔵もあります。そして、「吟醸王国」と呼ばれるほど吟醸酒の出荷割合が高いのも山形の日本酒の特徴です。
地酒造りの背景にある歴史や文化への理解を深めるほど、その味わいもまた深まります。見学・試飲ができる酒蔵や、資料館併設の酒造を巡り、山形の日本酒の奥深さに酔いしれましょう。
ぶどう栽培が盛んな山形のワインに注目!
山形新幹線の車窓から山肌に広がるぶどう畑を望むことができるほど、山形はぶどう栽培が盛んな地。日本のワイン4大生産地(山梨・長野・北海道・山形)のひとつです。ワイナリーが多くある山形県内陸部は、日あたりが十分にあり、水はけが良く、昼夜の寒暖差が大きく、成熟期に雨が少ないなど、ワイン用ぶどうの栽培に恵まれた条件が揃っています。
新酒テイスティングやぶどう収穫体験ツアーなどのワインイベントも開催されます。ぶどうの産地・山形でワイナリーめぐりを楽しんでみませんか。
飲んでみたい!数々の果物の産地として知られる山形のフルーツビール
“国内観測史上最高気温”で74年間日本一だった山形。そんな山形の夏に飲むキンキンに冷えたビールは夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。
そんなビールのつまみに欠かせないのが庄内地域特産の「だだちゃ豆」。茹で上がるころから甘い香りが漂い、食べれば栗のようにホクホクし、食べ始めると止まりません。そして、村山地方の郷土料理の「だし」を乗せた冷奴も美味しいアテ。野菜たっぷりのヘルシーメニューです。
さくらんぼビールや、ラ・フランス、リンゴ、ぶどうなどの果物を原料としたフルーツビールに力を入れるブルワリーがあるのが山形ならでは。山形県の花「紅花」を使用したクラフトビールもあります。個性豊かなクラフトビールの中から自分好みの一杯を探してみてください!