恵日山 西明寺(真言宗)/ 置賜三十三観音 第26番 遠山観音
とおやまかんのん置賜三十三観音 第26番 遠山観音(真言宗 恵日山 西明寺)について
■百物語(由来・歴史)
本尊は木造の十一面観世音菩薩坐像。康佑という仏師の作とされる。額に水晶がはめこまれ、瓔珞と呼ばれる首飾りには青い石が施されている。蓮華座が百合の花に似ているため百合観音とも呼ばれ、歯の痛みをとる御利益があるとして信仰を集める。願いが叶えられるとお礼に百合の花を供えるという風習が今も残る。
観音堂前には直江兼続公の詩碑
「遠山西に望む西明寺はるかに憶ふ最明寺投宿の秋」が建つ。
■御利益
歯に良い
■おすすめポイント
台座の蓮台が百合の根に似ているところから「百合観音」とも呼ばれている。
上杉三代藩主上杉綱勝公お手植えの「虎の尾もみ」は県の天然記念物。
同・綱勝公再建の遠山薬師堂(万治三年建立)。
西明寺は、もと越後にあり、慶長年間米沢に移る。謡曲「鉢の木」の原話とされる言い伝えが残り、北条時頼の位牌がある。
直江兼続公「西明寺展望」の詩碑。
弘法大師稚児石像(桜井祐一・監修)/ 弘法大師御生誕1200年(昭和48年)建立。
弘法大師修行銅像(田畑功・作)/ 弘法大師御遠忌1150年(昭和59年)建立。
近くに覚範寺跡(伊達政宗公の父・輝宗公の菩提寺)がある。
■御本尊
十一面観世音菩薩像
基本情報
- 住所
- 山形県米沢市遠山町1561
- アクセス
- JR奥羽本線米沢駅より
タクシー利用15分 - 駐車場
- 普通車のみ駐車可
- ウェブサイト
- 置賜三十三観音公式HP
- 備考
- 御朱印:西明寺
- 電話番号
- 0238-22-0568