蘊安神社
うんなんじんじゃ社記によれば、元慶2年(878)に鎮守府将軍小野春風(おののはるかぜ)が出羽に出兵しました。藤原蘊安は軍役の強制をせず、戦闘をさけて元慶の乱を治めました。土民はその善政を仰ぎ、祠(ほこら)を造り奉賛しました。明治42年(1909)に熊野神社を合祀しました。昭和24年上杉家宝庫より蘊安公木像を譲り受け、御神体として祀っています。征服者の将軍を祀った数少ない神社です。
例祭は5月5日、9月第1土、日。
<蘊安神社のスギ>
参道の両側に二本生育しています。根元部分で二本に分岐した樹姿がみられます。樹高は30メートル、根元周は11.55メートル、幹周(樹高1.50メートル)は10.50メートル、枝張は東西で19.60メートルあります。樹齢は約600年余りと推定されます。9月の祭礼の時に、スギの生育している境内で五十川獅子踊が奉納される光景がみられます。昭和53年に天然記念物に指定されています。
基本情報
- 住所
- 山形県長井市五十川蘊安南896
- アクセス
- 羽前成田駅より車で5分
- 駐車場
- ―
- 問い合わせ先
- 長井市観光協会
- 電話番号
- 0238-88-5279