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豊かな自然やパワースポット、美食の数々を車で巡る旅

山形市にほど近いこの一帯は、雄大な朝日連峰を仰ぎ、最上川が流れる自然豊かなエリア。


日本の原風景を楽しみながら、レンタカーでドライブ旅してみませんか?

山形屈指のパワースポットで、縁結びを祈願。熊野大社

山形新幹線を赤湯駅で降り、レンタカーをピックアップしたら、まず向かいたいのが東北の伊勢ともいわれる「熊野大社」。和歌山県の熊野三山、長野県の熊野皇大神宮とともに、日本三熊野に数えられる神社です。


806年には文献に登場していたという歴史と由緒ある熊野大社は、全国有数のパワースポットとしても有名。日本で最初に夫婦になったイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀る神社で、神話の中で最初に結ばれた男女の神様にちなんだ縁結びの神社として知られています。そのご利益にあやかろうと、全国から参拝者が集まります。

樹齢850年余の御神木である大銀杏が麓に聳える石段を登ると、重厚で壮大な茅葺き屋根の拝殿が現れます。本殿裏には見事な飾り彫りが施されていますが、そこにはうさぎが三羽隠し彫りされていて、それを全部見つけると願いが叶うと言い伝えられています。三羽目の場所を人に聞いたり教えたりすると、ご利益がなくなってしまうそうなのでご注意を。

授与所には、カラフルでかわいいお守りが並んでいますが、ぜひ購入したいのが「結(ゆわい)うさぎ」というおみくじつきの小さな置物。ピンク色でつぶらな瞳のうさぎは、そばに置いておきたくなる愛らしさ。ぜひひとつゲットして、ご利益にあやかりましょう。


熊野大社の境内や近くにはカフェ「icho cafe」やドーナツスタンド「maaru(マール)」、ジェラート屋の「gelato En」などお洒落なお店があり、参拝後の休憩にぴったりです。


●基本情報

住所:山形県南陽市宮内3476-1

電話:0238-47-7777

URL: http://kumano-taisha.or.jp

山形のすべてが詰まった極上ピザでランチを。
野生酵母Pizzeria桜丸

熊野大社参拝後のランチにぜひ訪れたいのが、南陽市二色根にある「野生酵母Pizzeria桜丸」。食材はもちろん、石窯や薪まで山形県産にこだわった、究極の地産地消ピザのお店です。


生地の発酵に使うのは、フルーツ王国山形で採れた果物で傷がついたりして市場に出せないもの。それを発酵させて天然の自家製野生酵母を作ります。その時々によって酵母の原材料は変わり、生地の食感も変化していくそうです。


基本はナポリピザですが、生地は県産の米を特殊加工したものを練り込んだオリジナル。そのため、モチモチした食感がありつつ、サクっとして軽やかな焼き上がりになっているのが特徴です。

マルゲリータやマリナーラなどポピュラーなメニューも豊富ですが、ぜひ試したいのが、旬の食材を使った季節限定オリジナルピザ。近隣で採れる野菜やきのこをたっぷり使ったもの、ピザ窯で焼いたタリアータやローストポークをのせたもの、シャインマスカットなどフルーツを使ったものなど、どれも絶品です。


ピザを焼くために必要なものをすべて山形の資源でまかなっているため、オーナーシェフの小林正樹さんは自分のピザを「山形ピッツァ」と名付けています。ピザ窯には、南陽市に以前あった採石場に放置されていた“中川石”を使用。高さ約2.5メートルの巨大なピザ窯は、小林さんが自分で作り上げたもの。薪も地元の木材を使っています。山形県産に徹底的にこだわったここにしかないピッツェリアで、山形の味を堪能しましょう。


●基本情報

住所:山形県南陽市二色根513-3

電話:0238-27-8819

営業時間:11:00〜16:00(テイクアウト受付は18:00まで)  

定休日:月曜日、隔週日曜日(臨時休業あり。HP、SNSで要確認)


白鷹町の歴史ある邸宅に泊まる。
NIPPONIA 白鷹 源内邸

1日のドライブの終わりには、白鷹町にある歴史的建造物の旧奥山邸を宿泊施設にリノベーションした「NIPPONIA 白鷹 源内邸」での宿泊がおすすめ。

源内邸は、明治中期から大正初期に建てられた邸宅で、2000坪という広大な敷地には母屋を中心に、さまざまな造りの蔵が点在しています。当時の姿をできる限り残しながら現代的な快適さを追求する、というコンセプトのもと、5つの建物を離れ形式の8つの客室に改築。


白鷹は紅花の生産量が日本一ということにちなみ、それぞれの部屋には「紅」の文字が使われた名前がつけられています。太い梁やどっしりとした柱、漆喰の壁などが残された落ち着きのある部屋はスペースもたっぷり。田園風景の中でゆっくりとくつろぐことができます。


チェックイン後には、着物を着付けしてもらって散策や食事が楽しめる“着付け体験”も用意されています。山形の老舗呉服店「とみひろ」が提供する着物や帯から好きなものを選び、思い思いに過ごす滞在は、ここでしか体験できない素敵な時間です。

夕食と朝食は最も古い味噌蔵をレストランにリノベーションした「ダイニング纏matoi」で。夕食は、横澤充洋シェフが腕をふるう地産地消フレンチのフルコースが提供されます。置賜地区で受け継がれてきた伝統食などもとり入れた、ここでしか味わえないフレンチは体験必須。


朝食は郷土料理がベースの、地産地消の食材で作る和食を。自家発酵麹で作る雪割納豆や白鷹産のお豆腐の田楽など、地元の味覚が勢揃い。南陽産有機栽培のつや姫ご飯が進むこと間違いなしです。 何もしないという贅沢な時間を心ゆくまで堪能できる「NIPPONIA 白鷹 源内邸」。ゆっくりとくつろぐために、早めの到着を目指すのもいいかもしれません。


●基本情報

住所:山形県置賜郡白鷹町大字浅立183-1

電話:0238-87-3150

チェックイン:15:00

チェックアウト:10:00

定休日:火曜日、水曜日

URL:https://stay.nipponia.or.jp/areas/shirataka

フルーツ王国山形の旬を収穫体験
高橋フルーツランド

一泊した翌日の午前中は、上山にある「高橋フルーツランド」で、フルーツ王国山形ならではのフルーツ狩りを楽しみましょう。5月下旬から7月上旬まではさくらんぼ、9月下旬から10月下旬まではぶどう、10月上旬から10月下旬まではラ・フランスの収穫体験ができます。

土づくりにこだわり、化学肥料は一切使わずに100%有機肥料栽培で育てられる高橋フルーツランドの果物は、香りがよく濃厚な味わい。上山は1日の寒暖差が大きい盆地で、果物作りに適した気候もあいまって、甘味と酸味のバランスも抜群です。

ぶどう狩りは、時期によってナイアガラ、スチューベン、ノースレッドといった種類が楽しめます。30分食べ放題なので、もぎたてのみずみずしいぶどうを思う存分堪能することができます。


高橋フルーツランドに行ったら絶対に立ち寄りたいのが、併設されている「HATAKE STYLE(ハタケスタイル)」。季節のフルーツを贅沢に盛り込み、上山の果樹を一皿で表現した宝石のようなフルーツパフェ(825円)は必食です。これを目的にわざわざ来る人も多い、自慢のフルーツパフェ。フルーツ狩りの後の休憩にぜひ食べてみてください。ショップでのお土産購入もお忘れなく。


●基本情報

高橋フルーツランド・フルーツ狩り

住所:山形県上山市阿弥陀地字塩崎前1368-3

電話:023-673-4706

営業時間:8:30〜16:00

料金:温室さくらんぼ狩り体験/30分食べ放題

大人3200円(税込)子供1600円(税込)

ぶどう狩り体験30分食べ放題

大人600円(税込)子供400円(税込)

ラ・フランス狩り体験/3個もぎ取り 770円


HATAKE STYLE

営業時間:平日10:00〜16:00、土日祝10:00〜16:30LO

定休日:木曜日

出会ったことのない美味こんにゃく料理を体験。
こんにゃく番所  丹野こんにゃく

上山エリアでのランチタイムにぜひ訪れたいのが、楢下宿にある「こんにゃく番所 丹野こんにゃく」。全国の有名デパートにも多数出店している、山形を代表するこんにゃく専門店です。

ここでぜひ体験したいのが、こんにゃく懐石のコース。先付けから始まり、前菜、お造り、煮物、酢の物、揚げ物、蒸し物、しのぎ、お椀、締めの蕎麦にいたるまで、すべての料理にこんにゃくを使った、ここでしか食べられない希少な料理です。



どの皿にもこんにゃくが使われているのに、こんにゃくを食べ続けている印象はまったくありません。見た目も懐石料理らしく端正で美しく、それぞれがきちんと美味しい料理として確立しているのは見事。こんにゃくの混ぜ方、合わせ方、固さや柔らかさに変化をつけ、試行錯誤を繰り返し、3年くらいかけてひとつの料理を完成させるそうです。


敷地内に湧く、カルシウム豊富なアルカリ天然水を使って作られるこんにゃくを、完全無添加で料理に昇華させる匠の技は、ここに来ないと体験できません。カロリーゼロで食物繊維たっぷりのこんにゃくだから、懐石料理のフルコースを完食してもギルティーフリー。一皿ごとに変わるこんにゃくの表情の豊かさに、きっと感動するはずです。

食後は、お土産が並ぶ売店へ。驚くほど種類豊富なこんにゃく製品があります。山形名物玉こんにゃくはもちろん、さまざまな味付けのこんにゃく、デザート系のこんにゃくなど、こんにゃくを知り尽くした丹野こんにゃくだからこそのヴァリエーションが並んでいます。玉こんにゃくや餅こんにゃく、磯部焼きなどその場で食べられるものもあり、懐石フルコースを食べた後でもペロっといけてしまいます。

最後に立ち寄りたいのは、別館にあるカフェ「日々蒟蒻」。こんにゃくを使ったスイーツやドリンクが充実しています。人気は、こんにゃくのタピオカドリンク。ラ・フランス味のこんにゃく粒が入ったアイスティー「Kon Tea(コンティー)」、黒蜜かみたらしが選べる「タピつぶこん」、こんにゃく氷入りの「パインソーダ」といったユニークなドリンクは、ドライブのお供にもぴったり。


●基本情報

住所:山形県上山市楢下1233-2

電話:023-674-2351

営業時間:お食事処11:00〜15:00(土日15:30まで)

売店 9:00〜16:30(土日17:00まで)

日々蒟蒻 9:00〜16:00

定休日:こんにゃく番所 毎週火曜日 ※火曜日が祝日の際は営業  

定休日:日々蒟蒻(Cafe) 毎週火曜日・水曜日 ※休業になる場合あり

URL:https://tannokonnyaku.co.jp

こんにゃく懐石1870円〜3520円

充実した旅の終わりは、上山城を眺めながらの足湯でのんびり。
上山城郷土資料館

「こんにゃく番所 丹野こんにゃく」から15分くらい車を走らせると、上山のシンボル「上山城」に到着します。歴代藩主の居住として、羽州の名城と知られた上山城ですが、1692年に幕府によって取り壊されます。月岡公園および月岡神社境内となった城跡に、三層の模擬天守が建立され、郷土資料館になったのは1982年のこと。上山の歴史や文化に触れられる施設になっています。上山の街を一望できる展望台からは、蔵王連峰も見渡せます。


上山城資料館の外には足湯があります。かみのやま温泉の街並みや蔵王連邦を眺めながら、のんびりつかる足湯に旅の疲れも癒やされます。


●基本情報

住所:山形県上山市元城内3-7

電話:023-673-3660

開館時間:9:00〜16:45(最終入館)

休館日:木曜日

URL:http://kaminoyama-castle.info


上山城足湯

利用時間:6:00〜22:00

料金:無料

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