• HOME
  • 特集
  • 蔵王温泉、かみのやま温泉、天童温泉。最高の温泉に癒される旅へ

蔵王温泉、かみのやま温泉、天童温泉。最高の温泉に癒される旅へ

県内全ての市町村に温泉がある山形県は、まさに温泉王国。

全国でも有数の優れた泉質と豊富な湯量を誇ります。

その中でも代表的な温泉といえば、蔵王温泉、かみのやま温泉、天童温泉。

日帰り入浴施設も充実しているので、思い立ったらすぐに温泉を満喫することができます。

県内最大級の温泉リゾートで、1日たっぷり「美人の湯」三昧。蔵王温泉

蔵王連峰の中にある蔵王温泉。ヤマトタケルの東征の際に発見されたと言われ、開湯なんと1900年余りという古い歴史のある温泉です。5つの源泉群とそこから湧き出る47の源泉があり、全国でも有数の豊富な湯量を誇ります。


泉質は強酸性の硫黄泉。擦り傷、切り傷をはじめとする皮膚疾患、高血圧、動脈硬化などに効用があるとされ、美肌効果も高いため、古くから「美人の湯」としても知られています。春は新緑、夏はトレッキング、秋は紅葉、冬はスキーやスノボなど、四季折々の魅力に恵まれた蔵王温泉は、山形県内最大の温泉リゾート。共同浴場や、日帰り入浴を提供している旅館も充実しています。

「五感の湯つるや」は、蔵王バスターミナルの目の前にあり、アクセスは抜群。自家源泉100%のかけ流し温泉が自慢の宿です。

2つの大浴場と露天風呂、4つの貸切り風呂はいずれも、ポンプでの組み上げを必要としない豊富な湯量が自噴する温泉。大浴場と露天風呂は12時から17時まで(混雑時は15時まで)、当日の飛び込みでも利用することができます。貸切り風呂は1ヶ所4名まで利用可能で、当日8時からの受付。貸しタオルセットもあるので、手ぶらで気軽に温泉が堪能できます。

温泉街の外れにある源泉かけ流しの「蔵王温泉大露天風呂」(4月から11月中旬頃までの営業)は、200人が一度に入れる露天風呂で、蔵王温泉の夏のシンボルです。「五感の湯つるや」からは、15時と16時の2回、無料送迎バスが出ています。森の中に佇む大きな露天風呂は、野趣に溢れ開放感もたっぷり。渓流のせせらぎや野鳥のさえずりを聴きながら、雄大な蔵王の空気に包まれて温泉の湯に身をまかせるひとときは、最高の癒しの時間です。

蔵王温泉には、上湯、下湯、川原湯という3つの共同浴場があります。中でも川原湯は湯船の底から直接源泉が湧き出ているのが特徴。共同浴場ホッピングをしながら、老舗旅館や個性的なお土産店が立ち並ぶ、風情豊かな高湯通りをそぞろ歩くのも蔵王温泉の楽しみのひとつ。


ちょっと一休みするなら、古い旅館をお洒落にリノベーションした「蔵王カフェ&バルChotto」がおすすめ。昼はコーヒーとバインミー、夜はワインとスパイス料理が楽しめます。テイクアウトもできるので、蔵王温泉の散策のお供にもぴったりです。


●基本情報

「五感の湯つるや」

住所:山形県山形市蔵王温泉710番地

電話:023-694-9112

日帰り入浴:*大浴場・露天風呂12:00〜17:00(混雑時15:00まで)

       大人700円、子供400円

      *貸切り風呂 1ヶ所につき最大4名まで50分利用

2300円。

           *バスタオル・フェイスタオルセット貸し出し300円。

http://www.tsuruyahotel.co.jp



「蔵王温泉大露天風呂」

住所:山形県山形市蔵王温泉853-3

電話:023-694-9417

営業時間:6:00〜19:00(最終受付18:30)

営業期間:4月中旬〜11月中旬

(営業期間・時間はコロナ禍、雪解け、降雪の状況で前後する可能性があります)

料金:大人600円、子供350円


「蔵王カフェ&バルChotto」

住所:山形県山形市蔵王温泉11-1

電話:023-665-0607

営業時間:11:00〜14:00、18:00〜22:00

金曜日・土曜日11:00〜17:00、19:00〜22:00

第2・第4月曜日11:00〜16:00

(営業時間はコロナ禍の状況で前後する可能性があります)


定休日:火曜日

https://www.instagram.com/zaocafe_chotto/

城下町の風情を楽しみながら、温泉巡りを。かみのやま温泉

 蔵王連峰の西麓に位置するかみのやま温泉郷。新湯、湯町、葉山などいくつかの地区に分かれた温泉街を総称する呼び方です。その中でも、新湯温泉や湯町温泉エリアは山形新幹線・奥羽本線のかみのやま温泉駅から徒歩で行けるので、日帰り入浴や気軽な一泊旅行におすすめ。


上山城の西北にあたる湯町温泉エリアには、かみのやま温泉発祥の地である「鶴の休石」があります。1458年に月秀上人という僧が、脛に傷を負った鶴がここに湧くお湯につかると傷が治り、飛び去った姿を見かけたのが始まりとされています。

その近くにある古い民家のような佇まいの「ふぢ金旅館」には、鶴の伝説から名付けられた《つるはぎ(鶴脛)の湯》という浴場があり、日帰り入浴が楽しめます。かみのやま温泉の湯質は全エリア共通。ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩の弱アルカリ性の、肌がしっとりとする柔らかいお湯で、別名あったまりの湯とも言われています。「ふぢ金旅館」のお風呂はシンプルで古風ですが、源泉かけ流し、加水・加温なしの素晴らしいお湯を堪能できます。


「ふぢ金旅館」から少し歩くと、武家屋敷通りに出ます。ここに軒を連ねるのは、旧曽我部家、山田家、三輪家、森本家の四軒の武家屋敷。上山城が1535年に築かれると、この一帯には藩の要職にあった家臣たちの住居が建てられました。現存するこの4軒のうち、三輪家と旧曽我部家は一般公開されていて内部も見学できます。

武家屋敷通りの先は、新湯温泉エリア。こちらにある「果実の山 あづま屋」は展望大浴場が7階にあり、かみのやま温泉の街並みと山々の風景が一望に見渡せる絶景温泉です。開放感のある空間と大きな湯船の大浴場、風に頬を撫でられながら眺望を楽しめる露天風呂。交互にパノラマと温泉を楽しめば、心身ともにほぐれ癒されていきます。予約制の貸切り露天風呂もあり、プライベート空間でかみのやまのお湯を堪能することも可能です。


新湯温泉エリアには他にも「月岡ホテル」「材木栄屋」「有馬館」「はたや旅館」など、個性豊かな宿があります。5つのお風呂が楽しめる浪漫湯大浴場や、無料で貸切りができる展望露天風呂が人気の「有馬館」は、お部屋が利用できる日帰り温泉プランが充実。館内で、10種類ある温泉の湯巡りができ、昼食と夕食が付いて最大10時間滞在可能なプランもあり、保温・保湿効果が高いかみのやま温泉のお湯を1日で最大限に満喫できます。

かみのやま温泉には、共同浴場が4ヶ所、足湯が5ヶ所あります。共同浴場には石鹸やシャンプー、タオルなどは用意されていませんが、そこで役に立つのが〈共同浴場巡りチケット〉。駅から徒歩圏内の「二日町共同浴場」「下大湯共同浴場」「新丁鶴の湯」3ヶ所のうち2ヶ所で入浴ができ、洗髪券1枚、オリジナルタオル、ゆかった手形200円分(市内の参画施設で使える金券)、かみのやま温泉観光案内所での手荷物無料預かりがセットで1000円のお得なチケットです。購入は、駅前のかみのやま温泉観光案内所で。


足湯は無料なので、思い立った時に気軽に利用でき、街歩きで疲れた足を癒すにはぴったり。おすすめは上山城の外にある「上山城足湯」。高台にあるので、眼下に広がる上山の街並みや、美しい山並みの蔵王連峰を眺めながら、のんびりとくつろげます。

●基本情報

「ふぢ金旅館」

住所:山形県上山市湯町4-1

電話:023-672-0102

日帰り入浴:料金500円



「果実の山 あづま屋」

住所:山形県上山市新湯1-23

電話:023-672-2222

日帰り入浴:大人1000円、子供500円

貸切り露天風呂:45分3300円(要予約)

https://azuma-ya.co.jp



「有馬館」

住所:山形県上山市新湯6-5

電話:023-672-2511

*現在は日帰りプランのみ。

https://www.arimakan.com



「二日町共同浴場」

住所:山形県上山市二日町5-21-6

営業時間:6:00〜22:00(11月~2月は6:30〜)

定休日:無休

入浴料:大人150円、小学生100円、洗髪料100円



「下大湯共同浴場」

住所:山形県上山市十日町9-30

営業時間:6:00〜22:00(11月~2月は6:30〜)

定休日:無休

入浴料:大人150円、小学生100円、洗髪料100円



「新丁鶴の湯」

住所:山形県上山市新丁7-54

営業時間:6:00〜21:30(11月~2月は6:30〜)

定休日:水曜日

入浴料:大人150円、小学生100円、洗髪料100円



「上山城足湯」

住所:山形県上山市元城3-7

利用時間:6:00〜22:00

料金:無料



「かみのやま温泉観光案内所」

住所:山形県上山市矢来1-2-1

電話:023-672-5703

営業時間:9:00〜17:00

定休日:無休

http://kaminoyama-spa.com

アクセスの良さが魅力の温泉街「天童温泉」

山形新幹線駅や山形空港、東北自動車道から近く、アクセス抜群の天童温泉。天童駅の東側に、近代的なホテルから和風旅館までいろいろなタイプの温泉宿が11軒、コンパクトにまとまっていて、街歩きも楽しい温泉町です。


天童は山寺(宝珠山立石寺)に一番近い温泉地として知られていますが、周囲には観光果樹園やワイナリー、桜や紅葉の名所もあり、山形観光の拠点となる町。山寺観光やフルーツ狩り、ワイナリーツアーなどと温泉がセットの魅力的なプランなどもいろいろと用意されています。お目当ての観光地でたっぷり楽しんだ後に、温泉でリラックスする充実した休日を楽しむなら、ぜひ天童へ。


天童温泉の泉質は、ナトリウム-カルシウム硫酸塩温泉で、特にナトリウムとカルシウムを多く含んでいます。疲労回復や血行促進、リラックスはもちろん、潤い効果が高い美肌の湯としても知られています。

有機無農薬栽培の自家農園やぶどう畑を持ち、循環型農業に取り組んでいる「ほほえみの宿 滝の湯」は、男女合わせて1000㎡という広さがある大浴場が圧巻。広々とした浴槽で手足を伸ばしてゆったりとくつろぐ時間は最高です。


別館にある「季のはな」というフロアには、展望温泉露天風呂付きのお部屋があり、プライベート空間で天童の街並みや蔵王連峰などの山並みを一望にしながら温泉につかるという贅沢が味わえます。温泉でほっこりした後は、美食の時間。選りすぐりの山形牛、自家農園で採れる有機無農薬栽培の作物、山形の旬の食材などで作られる、〈安心・安全・美味しい〉料理をたっぷりと楽しみましょう。


館内醸造所《天童ブリュワリー》があり、湯上がりに美味しいクラフトビールが楽しめるのが「桜桃の花 湯坊いちらく」。オリジナルクラフトビールをはじめ、各種ワインや日本酒、おつまみなどが好きな時に好きなだけ楽しめる〈オールインクルーシブ〉というプランがユニークです。


天童は、世界チャンピオンに輝く日本酒を多数生み出している町。それを作り出す上質な水を使ったクラフトビールは、ビール好きにはたまらない美味しさ。温泉上がりに作りたての絶品ビールというたまらない時間が待っています。


部屋と昼食と温泉で昼間の旅館を楽しむ《昼の日帰り5時間の宿》というプランがあるのが「栄屋ホテル」。部屋が使えるので、日帰りでものんびり過ごすことができます。ランチは旅館ならではの、豪華で充実した内容の昼会席。展望露天風呂で爽快な気分を満喫したら、美食を味わい、また温泉に入るという素敵な休日を手軽に楽しんでみては。


天童温泉で活用したいのが、利用頻度に合わせて選べる3種類の湯めぐりチケット。《天童温泉湯めぐり券》は、2枚つづりのチケットが1000円。対象6施設のうち2ヶ所の日帰り入浴ができます。二人で使えば1ヶ所500円で入れるのでお得。


《天童温泉パスポート》は1冊500円。これを提示すれば、入浴料が割引に。1年間有効で、有効期間中は何回でも使えます。《天童温泉プレミアムパス》は1枚3万円。1年間有効で対象施設の日帰り入浴が入り放題。いずれも、参画している宿のフロントで購入できます。

●基本情報

「ほほえみの宿 滝の湯」

住所:山形県天童市鎌田本町1-1-30

電話:023-654-2211

https://www.takinoyu.com


「湯坊いちらく」

住所:山形県天童市鎌田本町2-2-21

電話:023-654-3311

https://itiraku.com


「栄屋ホテル」

住所:山形県天童市鎌田2-3-16

電話:023-653-3151

昼の日帰り5時間の宿:11:00〜16:00

平日4950円、休日・休前日6050円

http://www.sakaeyahotel.co.jp/dayplan/


「湯めぐりチケット」

https://www.tendodays.com/news/details/2885/

ページトップへ