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やまがたフルーツPR隊「YFP150」vol.4(後編)慈恩寺、道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」

山形県は、年間を通じて様々なフルーツが楽しめる「フルーツ王国」。そんな県内各地の美味しいフルーツや周辺観光スポットを、山形県内の学生たちによる「やまがたフルーツPR隊『YFP150』」(わいえふぴー いちごーまる)が取材し、その魅力を前編・後編にわたってお届けします!

第4回は、山辺高校報道部の皆さん!後編では「慈恩寺」と「道の駅寒河江『チェリーランドさがえ』」の魅力について伝えてもらいますよ★

本山 慈恩寺

みなさんこんにちは!やまがたフルーツ㏚隊「YFP150」の、山形県立山辺高等学校 3年看護科 安藤亜衣(あい)、大瀧嘉乃(かの)、飛塚美久(みく)、2年 福祉科 森谷世那(せな)、1年食物科  工藤青海(らむ)、佐藤悠華(はるか)です。私たちは8月4日に寒河江市にある慈恩寺とチェリーランドを取材してきました。最初は慈恩寺についてです。


山形県寒河江市にある慈恩寺は、天平18年(746年)に聖武天皇の勅命でインドの婆羅門僧正(ばらもんそうじょう)が開山したと伝えられています。慈恩寺は法会(ほうえ)という仏教行事をメインとして扱う一山寺院です。法会とは、祈禱や供養のために僧侶が経典を読んだり、解説したりする仏教行事のことです。法会を通して、僧侶たちは国の平和や人々の幸福、作物の豊作などを祈ります。そのため、ここでは葬儀は行わないそうです。


                    鳥居坂からの景色


慈恩寺は自然豊かな森の中に建立されています。木々の緑と空の青のコントラストがとても綺麗でした!細やかな意匠が施された山門を抜けると、手水舎があります。夏の日差しに照らされて水面が輝いています。そして、少し振り返ると稚児桜があります。昔、仏教の経典を読経する「一切経会(いっさいきょうえ)」で稚児舞を奉納する順番を待つ稚児たちがその桜に集っていたためこの名前がついたそうです。そしてなんと、稚児桜は5月5日に行われる一切経会と林家に伝わる一子相伝1200年伝承をもつ国指定重要無形民俗文化財の林家舞楽のころに毎年開花するそうなので、ぜひ皆さん見に行ってみて下さい!

                              

                      そびえ立つ山門

                 水面が輝く手水                    


そしていよいよ慈恩寺本堂です。慈恩寺は3度の火災に見舞われ、現在の建物は元和4年(1618年)に山形城主最上氏により再建されたものです。そして去年(2024年)、70年振りに本堂屋根保存修理が完成しました!重厚な茅葺屋根は素晴らしかったです。本堂に入ると、天井には天井絵があります。龍や天女が描かれており、天女の顔がそれぞれ違うので皆さんも見上げてみてください!また、本尊には、11年ぶりに公開される弥勒菩薩(みろくぼさつ)、16歳ごろの聖徳太子と言われる木造聖徳太子立像があります。間近で見た仏像には、姿勢を正さなければ、と思うほどの威厳を感じました。他にも私が目を奪われたのは、鋳鉄仏餉鉢(ちゅうてつぶっしょうばち)です!この鉢に頭を入れると、ボケを防止し若返ると言われています。学生が頭を入れると成績向上のご利益があると言われているそうです。家族や友人で行きたいですね!


                   本堂に向かっていく生徒

               ガイドさんからお聞きする話は面白い


本堂の隣にある薬師堂には木造薬師如来及両脇侍像(もくぞうやくしにょらいおよびりょうわきじぞう)があります。薬師如来は、病気や怪我、心の病などから救ってくださるそうです。脇侍の日光菩薩と月光菩薩は、その名の通り昼と夜に分かれて私たちをお守りしてくださるそうです。とても安心感がありました。そして、後ろに控える木造十二神将立像(もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう)は、薬師如来や薬師如来を信仰する人々をお守りくださるそうです。頭上にはそれぞれ干支の彫り物が見られるので、自分の干支を探すのも楽しみの一つです!また、目には水晶が使われているので、キラキラ輝いていて綺麗でした。十二神将の衣装は文様などもそれぞれ違っていているので、自分のお気に入りが見つかるかもしれませんね!

 本堂より少し下った場所にある三重塔は、文政13年(1830年)に再建されたものです。1階には、木造大日如来坐像が安置されています。非公開のため、なかなか見ることが難しいのですが、1年の間に数日、お祭りの時だけ公開されるそうです。そして…、木造大日如来坐像は仏界のなかでもイケメンなのだそうです!これは興味がわきますね。


         謎に包まれる三重塔


 ここで、如来と菩薩の違いについて説明します!まず、如来とは悟りを開いた仏様のことです。お釈迦様が悟りを開いたとき、衣服が簡素になったので如来の服装もシンプルです。他にも、手に水かきのような膜があるなど普通のひととは異なる特徴が32個あります。そして、菩薩は、悟りを開く前の修行している姿です。つまり、如来になる前の姿です。お釈迦様は出家する前は王族だったので、菩薩にもその特徴があります。長い髪をまとめて結び、冠やアクセサリーをつけています。菩薩と如来の姿は対照的なので実際に見るとよく分かると思います。この知識を持って慈恩寺に行けば、より慈恩寺を楽しめるかもしれないですね!

 なんと、慈恩寺は来年(2026年)の大河ドラマの撮影地の一つに選ばれたのだそうです!皆さん、来年の大河ドラマで慈恩寺が登場する場面を期待しながら、大河ドラマを楽しみましょう。

 また、面白いお話もあります。昔、慈恩寺付近は水源を確保するのが難しかったのだそうです。そのため、住民たちは協力して節水を心掛けていました。ある新婚の若い娘が三重塔のそばにある川でお米を研いでいると、そこに慈恩寺のお坊さんが「とても喉が渇いたので水を一杯くれないか」と湯吞みを差し出しました。若い娘は、水を大事に使うように、と口酸っぱく教えられてきましたので、米のとぎ汁を一杯掬って「はい」と渡したそうです。お坊さんはその水を飲んだところ、あまりの美味しさに感動したそうです。それ以来、三重塔のそばでは白い水が流れるとか、流れないとか…。実際にそばには水が流れているのだそうです。それが白いか否かは自分の目で確かめてみてください!

 自然豊かな土地にある慈恩寺。そこには知れば知るほど面白い慈恩寺の秘密がありました。仏像だけでなく、自然を楽しみに行っても良いと思います。寺社仏閣に今まで関心がなかった方でも楽しめること間違いなしです。皆さんもぜひ慈恩寺に行って、慈恩寺の虜になってください!


              大河ドラマの撮影場所になりました!


        慈恩寺について学べる「慈恩寺テラス」


※今回取材した「本山 慈恩寺」に関する情報は、以下の「詳細を見る」をご参照ください。


道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」

寒河江市には、さくらんぼを筆頭に山形の良いものが集まった道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」があります。ここで道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」の魅力を皆さんに紹介しましょう!

まず、 道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」は東北最大級の道の駅で、人の顔の形をしている山形県のほぼ中心に位置しています。国道112号添いにあるので、旅の途中、山形を満喫するために気軽に立ち寄れますね!

実際に道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」に入ってみると、至る所にあるさくらんぼを活かしたデザインに胸が躍りました!店内を進んでいくにつれて、だんだんさくらんぼが食べたくなってきました…。なんと、道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」にはお土産が3000種類近くあり、その内600種類以上がさくらんぼを使ったお菓子や食べ物です。まさに山形の道の駅、チェリーランド!って感じですね。また、道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」限定商品もありました。ぜひ、実際に行って買ってみてください!


                       プライベート商品


更に、道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」はお土産だけではないですよ!道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」には、食事処やカフェもあり、山形の良さが溢れるご飯やスイーツを楽しめます。他にも、異国の料理もあります。おすすめはケバブです!目の前で回転する巨大な肉の塊に圧倒されます。食事処では、山形牛をはじめ、ラーメンや蕎麦などの山形の美味しい料理を味わえます。私は、この時期の山形ではお馴染みの冷たいラーメンを食べましたが、とても美味しかったです!冷たくても温かくても美味しいラーメン、最強だと思います。カフェでは、さくらんぼを使ったスイーツを味わうことができます。他にも、パフェやマリトッツォがありました。新鮮なフルーツを使ったスイーツ、食べてみたいですね!

 また、そばにある「CLAAPIN SAGAE(クラッピンサガエ)」は最近できた子供たちの遊び場です。屋内なので天気に左右されずに心ゆくまで楽しめます。たくさん遊んでお腹が空いたら、道の駅へGoです!


                     駅長さんに質問する生徒 

                      子供たちの遊び場


そして、これもまた道の駅のすぐそばにある「さくらんぼ会館」では種類豊富なジェラートを味わうことができます。ここでしか味わえなさそうな、杏仁豆腐味やジャスミンティー味がありました!私は抹茶わらび餅というフレーバーを選びました。抹茶が苦すぎず渋すぎず、とても食べやすく、最高に美味しかったです!また訪れたいと思います。次は違う味に挑戦したいです。皆さんも県民に愛されるジェラートを食べてみてください!

チェリーランドは、山形の魅力溢れる素晴らしい施設でした。ここに行けば山形の美味しいものが分かります。慈恩寺を楽しんだ後は、ここで美味しいご飯を食べて山形を満喫するのも最高に良いと思います!


※今回取材した「道の駅寒河江『チェリーランドさがえ』」に関する情報は、以下の「詳細を見る」をご参照ください。

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