芋煮会発祥の地 中山町

いもにかいはっしょうのち なかやままち

秋の風物詩の芋煮会。そのルーツは中山町!

 山形県を南から北へ、そして日本海へ流れる最上川。江戸時代にはこの山形県の母なる川、最上川を利用した舟運が盛んでした。山形県の内陸部からは米や紅花、青苧などを酒田を経由して京都・大阪へ、一方、京都・大阪からは砂糖や干魚のほか、衣類や雛人形など上方文化を運んできました。

 元禄7年(1694年)に白鷹町荒砥まで最上川舟運が通じるまでは、長崎湊(中山町)は舟運の終点であったとされ、米沢方面への船荷の積み替えが行われた要地でした。その舟運に携わる船頭や商人たちは荷揚げや荷待ちの逗留の間、棒鱈と里芋を材料に、川岸の松の枝に鍋を掛けて煮て食べました。やがてこの松が「鍋掛松」と呼ばれるようになり、これが芋煮会の始まりなのです。現在は5代目の鍋掛松がひまわり温泉ゆ・ら・らの敷地内で芋煮会を楽しむ人々を見守っています。

 芋煮会発祥の地である中山町において、例年9月最終土曜日に芋煮会イベント「元祖芋煮会in中山」を開催し、現代風にアレンジした芋棒煮(棒鱈と里芋などを煮た芋煮)がふるまわれます。


 「芋煮会発祥の地」をPRする動画を3本製作しました。そのうちの1本「芋煮会発祥の地 山形県中山町」という動画が、東北映像フェスティバル2022「映像コンテスト」地域振興コンテンツ部門で大賞を受賞しました。ぜひご覧ください。YouTube「中山町観光協会」のチャンネルもぜひご覧ください。

基本情報

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