蟹仙洞
かいせんどう上山で製糸工場を経営していた、故長谷川兼三氏のコレクションが展示されている施設博物館です。
日本随一とされる、中国の明・清時代の漆工芸品や、日本の優れた刀剣等が展示されています。
<刀剣館>
日本刀は砂鉄を精製鍛錬して作り上げた鉄と炎の芸術品。
鎌倉時代から幕末までの大小の刀と小道具を展示しています。
<堆朱(ついしゅ)館>
重要文化財に指定されている中国明の時代の漆工芸品や徳川慶喜が遺愛した「堆朱印箪笥」などを所蔵しています。
漆に朱や弁がらなどを混ぜて朱色にしたものが堆朱、漆を厚く塗り固め彫刻で模様を施したものが彫漆(ちょうしつ)です。
<民芸品>
様々な民芸品を展示しています。
<庭園>
建物の北面に眺める日本庭園は、松・つつじ・いちいなどの樹木で、池には草魚も生息しています。
作家の井伏鱒二が当館を訪れた時、60年にもなる鯉を見て「還暦の鯉」という短編を書きました。
<建物>
長谷川謙三が住んでいた家をそのまま美術館として開放しています。
母屋は大正時代の建築で、廊下は桂の木、柱や建具などは杉の木がふんだんに使用された古民家です。
- カテゴリー
- 歴史・文化
- 美術館・博物館・科学館
基本情報
- 住所
- 山形県上山市矢来4-6-8
- 営業時間
- 9:00~17:00(最終入館16:30)
※12~2月は15:30まで(最終入館15:00) - 休業日
- 春・夏・秋:火曜日休館
冬(12~2月):火曜日、水曜日、木曜日休館
年末年始 - 料金
- 大人:500円
大学生:300円
生徒:100円
※親同伴の中学生以下のお子様は無料
20名以上は団体割引あり(各100円割引※生徒は50円割引) - アクセス
- かみのやま温泉駅から徒歩約7分
- 駐車場
- 普通車 10台程
- ウェブサイト
- 公式サイト
- 問い合わせ先
- (財)蟹仙洞
- 電話番号
- 023-672-0155