普門坊木造馬頭観世音菩薩立像
ふもんぼうもくぞうばとうかんぜおんぼさつりゅうぞう置賜三十三観音十番札所:宮の観音。
普門坊の本尊で、高さ2メートルにおよぶ姿と、憤怒の様相を表したカッと開いた口や玉眼を抱いた顔のつくりは参拝する人の心に迫り来るものがあります。像は寄木造りで全身に漆が施され、力強い八臂(はっぴ)の構え、裳(も)の襞(ひだ)の彫り出しも写実的で、造立(ぞうりゅう)の時期は鎌倉時代であると指摘されています。大型で迫力に富んだ馬頭観音像は県内はもとより東北地方でも類例がなく、貴重な存在です。昔から馬ゆかりの仏像として信仰を集め、昭和20年代まで午の祭りが盛大に行われていました。普門坊の馬頭観音像は60年に一度御開帳となる秘仏であり、通常、写真の公開も行われていません。
基本情報
- 住所
- 山形県長井市横町14-8
- ウェブサイト
- 長井市観光協会
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- 長井市観光文化交流課
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- 公式サイト
- 備考
- 指定年月日:昭62.8.25
員数:1躯
(毎年4月に、隣接する兄弟寺院「遍照寺」さんと合同で草木供養祭を開催しています。) - 問い合わせ先
- 普門坊
- 電話番号
- 0238-84-0427