大悲山 普門坊(真言宗)/ 置賜三十三観音 第10番 宮の観音
みやのかんのん置賜三十三観音 第10番 宮の観音(真言宗 大悲山 普門坊)について
■百物語(由来・歴史)
本尊は馬頭観世音菩薩立像。病気やケガから馬を救う御利益があるといわれ、鎌倉時代初期に兵馬の練習に熱心だった卯の花姫がその上達を願って夢に現れた馬頭観音を羽黒の僧・運慶に彫らせたと伝えられる。高さ2メートルにおよぶ姿と、憤怒の様相を表したカッと開いた口や玉眼を抱いた顔のつくりは参拝する人の心に迫り来るものがある。像は寄木造りで全身に漆が施され、力強い八臂(はっぴ)の構え、裳(も)の襞(ひだ)の彫り出しも写実的で、大型で迫力に富んだ馬頭観音像は県内はもとより東北地方でも類例がなく、貴重なものである。昔から馬ゆかりの仏像として信仰を集め、昭和20年代まで午の祭りが盛大に行われていた。
■御利益
必勝祈願
合格祈願
ひざ・腰の痛みの緩和
交通安全
願い事が早く叶う
心願成就
■おすすめポイント
馬頭観音様は勝負の仏として知られている。
江戸時代に建立された本堂(回廊をひとめぐりして祈願)。
隣接する遍照寺は奥の高野と呼ばれる置賜で最も古い寺院のひとつ。
春は「御衣黄桜」の緑色の花弁が美しい(4月下旬が見頃)。
あやめ公園まで徒歩5分(6月中旬~7月初旬が見頃)。
遍照寺の大イチョウは樹齢600年で長井市の天然記念物となっている(11月中旬が見頃)。
■御本尊
馬頭観世音菩薩
普門坊の馬頭観音像は60年に一度御開帳となる秘仏であり、通常、写真の公開も行われていません。
基本情報
- 住所
- 山形県長井市横町14-8
- アクセス
- 山形鉄道フラワー長井線
長井あやめ公園駅より徒歩4分 - 駐車場
- 普通車のみ駐車可
- ウェブサイト
- 公式サイト
- ウェブサイト
- 置賜三十三観音公式HP
- ウェブサイト
- 「やまがた健康ガイド」について(ガイド10頁に掲載)
- 備考
- 御朱印:遍照寺(普門坊本堂向かって右手)
【草木供養祭について】
10:00~16:00
参加費無料
法要の後、古典いけばなと抹茶をお楽しみいただけます。 - 関連資料
- 「やまがた健康ガイド」より
- 電話番号
- 0238(84)0427