旧丸大扇屋(文教の杜)
きゅうまるだいおおぎや(ぶんきょうのもり)長井の舟運文化を今に伝える歴史ある建物
文教の杜の一角にある、江戸時代から昭和時代にかけ、約330年の歴史を持つ最上川の舟運で栄えた商家のひとつ。幕末から明治、大正にかけての、昔の様子を残す貴重なものとして、平成15年に「山形県指定有形文化財」に指定されています。
十日町通りに面した格子戸の美しい店屋、店蔵が並び、その間に紺ののれんの掛かった小間屋門があり、母屋・内蔵・天保3年の年号が書かれた祈祷札が残る味噌蔵・籾蔵と続く、全7棟の建築物が保管されており、当時の食器や道具、水路を利用した設備「入れかわど」など、下長井地方の上級商家の典型的な建物配置を残しています。蔵を利用した企画展などを開催され見学することができます。茅葺き屋根や古い灯籠が残る庭など、まるで江戸時代にタイムスリップしたような気持ちに浸れます。
最上川舟運の豪商「丸大扇屋」の家屋敷が長井市に寄贈され、平成2年より保全修復が行われました。当主の長沼孝三氏は彫刻家で、作品も寄贈、屋敷内に「長沼孝三彫塑館」を併設し、平成7年より市民に公開されています。約7百坪の敷地内の主屋長沼忠兵衛宅を中心に、店、店蔵、内倉、座敷蔵、新座敷の6棟が平成17年に県指定となりました。この6棟は「明治期の商家」の暮らし、その暮らしを支えた建築物の双方を後世伝える大変貴重なものです。主屋の合掌小屋と茅屋根、店の落とし雨戸や箱階段、店で売るものを仕舞う店蔵と生活物品を仕舞う内蔵、お客様をもてなす座敷蔵、子息の新婚のための新座敷などが通路や庭と一体的に造られ、全て市民に開放されています。
最上川舟運で栄えた長井の町を巡る街歩きと、旧丸大扇屋・長沼孝三彫塑館の見学ができるプランもございます。昼食は、旧丸大扇屋「新座敷」の一室を貸切でゆっくりとお楽しみいただけるプランもございます。
※以下、過去の情報のため参考まで。
【(2025年度受付終了)最上川舟運で栄えた長井の舟運文化に触れる「街歩き」と 旧商家 旧丸大扇屋新座敷 「長井舟運御膳」 貸切ご昼食プラン】
※プランの行程・詳細はアルカディア観光局ホームページをご覧ください。
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文教の杜ながい
明治時代の旧西置賜郡役所と、約300年前から丸大扇屋呉服店と呼ばれていた商家のある区域8700㎡を利用し、歴史的な風景を活かしながら、資料館、美術館として活用してゆこうとするもので、総称で「文教の杜ながい」と呼ばれています。
- 小桜館(旧西置賜郡役所)
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- 文教の杜の一角にある、明治11年に建立された旧西置賜郡役所。…
- https://yamagatakanko.com/attractions/detail_1851.html
- 長沼孝三彫塑館(文教の杜)
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- 文教の杜の一角にある長沼孝三氏の作品を展示する美術館。氏は…
- https://yamagatakanko.com/attractions/detail_2560.html
基本情報
- 住所
- 山形県長井市十日町1-11-7
- 営業時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休業日
- 月曜日・月末日(月曜日が祝日の場合は翌日が休館日になります。)
12月29日~3月31日 - 料金
- 無料
- アクセス
- 山形鉄道フラワー長井線長井駅より徒歩7分(800m)、もしくは、あやめ公園駅より徒歩5分(500m)
- 駐車場
- あり
- ウェブサイト
- 公式サイト
- 備考
- ※「長沼孝三彫塑館」の入館の際には、入館料が必要となります。
一般300円、高校200円、小人100円 - 問い合わせ先
- 文教の杜
- 電話番号
- 0238-88-4151
















