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【2024年版】果樹王国やまがたのワイナリー特集

山形県は日本酒やフルーツが有名ですが、ワインは聞いたことがないと思う方もいるでしょう。

実は、山形県はぶどう収穫量が山梨県と長野県、岡山県に次ぐ日本第4位。日本ワインの生産量も第4位で知る人ぞ知るワインの生産地でもあります。

2024年8月現在、山形県には22のワイナリー(酒蔵がワインを醸造している場合も含む)があります。1892年に山形県南陽市に東北初のワイナリーである酒井ワイナリーが誕生してから約140年、毎年ワイナリーも増え続けているんです。

今回は、山形県内の全22のワイナリーを一挙ご紹介します。ワイナリー巡りをするもよし、お土産にお持ち帰りいただくもよしの自慢のワインを旅行前にチェックしてはいかがでしょう。

やまがたの22のワイナリーを一挙ご紹介

No

ワイナリー名

エリア

住 所

1

ウッディファーム&ワイナリー

村山

上山市原口829

2

BELLWOOD VINEYARD

村山

上山市久保手字久保手4414-1

3

DROP

村山

上山市沢丁2-17

4

タケダワイナリー

村山

上山市四ツ谷二丁目6-1

5

天童ワイン

村山

天童市大字高擶南99

6

OIZUMI VINES WINERY

村山

天童市大字乱川198

7

KELOS

村山

天童市荒谷48

8

東根フルーツワイン

村山

東根市大字大江新田字平林39-1

9

月山トラヤワイナリー

村山

西村山郡西川町大字吉川79

10

朝日町ワイン

村山

西村山郡朝日町大字大谷字高野1080番地

11

浜田株式会社

置賜

米沢市窪田町藤泉943-1

12

グレープリパブリック

置賜

南陽市新田3945番94

13

紫金園 須藤ぶどう酒

置賜

南陽市赤湯2836

14

大浦葡萄酒

置賜

南陽市赤湯312

15

酒井ワイナリー

置賜

南陽市赤湯980

16

佐藤ぶどう酒

置賜

南陽市赤湯1072-2

17

YellowMagicWinery

置賜

南陽市赤湯871番地

18

高畠ワイナリー

置賜

高畠町大字糠野目2700-1

19

月山ワイン山ぶどう研究所

庄内

鶴岡市越中山字名平3-1

20

HOCCA WINERY

庄内

鶴岡市上山字神明前123番地

21

ピノ・コッリーナ・ファームガーデン&ワイナリー松ヶ岡

庄内

鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2

22

オードヴィ庄内

庄内

酒田市浜中乙123番地


Column

ワインの発祥と広がり

紀元前8000年前頃、コーカサス山脈(現在のジョージア)で酵母の働きを利用し、自生のブドウの糖分を分解・アルコールを造り出すことに成功していたといわれます。その時代、既にワインが完成していたということに驚きですね。


紀元前5000年頃に書かれた文献とされるメソポタミア文明の「ギルガメッシュ叙事詩」には、ギルガメッシュ※が大洪水に備えて船を造らせたときに、船大工たちに料理とワインをふるまったとの記述も。私たちの生まれる遥か昔よりワインづくりが行われていました。


さらにワインづくりを加速させたのが、中世ヨーロッパでのキリスト教の浸透です。ワインは「キリストの血」としてミサで利用され、キリスト教とともにヨーロッパや全世界へ広がり、愛されていきました。


※ギルガメッシュ:古代メソポタミアに実在していた可能性がある伝説的な王。3分の2が神、3分の1が人間であったとされる。


2つの顔を持つ「ウッディファーム&ワイナリー」

ドメーヌスタイルのワイナリーである「ウッディファーム&ワイナリー」。名前のとおり、自社畑で育てたブドウでワインを造っています。ウッディファームで造られるワインのブドウはすべて自社畑で栽培されたものというから驚きです。地味豊かなワインづくりを目指し、日々努力されているワインはどれも極上ですよ。


施設のおすすめワインは、「アルバリーニョ2023」。今年の6月10日に販売されたばかりの白ワインです。アルバリーニョは、産地が海の近くであることや魚介との相性が良いことから海のワインと呼ばれています。海のない上山市で栽培されたアルバリーニョの味わいが気になりますね。マリネなどの夏にぴったりな爽やかなおつまみとご一緒にご堪能ください。



アクセス:上山市原口829

電話番号:023-674-2343

見学&試飲:ワイナリー見学・テイスティング・ランチとも可能(詳しくはこちらから

宿泊施設:あり(ワイナリーに隣接)

日々の食卓が楽しくなるようなワイン「Domaine KELOS」

「Domaine KELOS(ドメーヌケロス)」は、家族と仲間で営む小さなワイナリー。会社名のケロスはワインの名前の「NOM DE KELOS(ノン・デ・ケロス)」から名づけたそうです。


山形弁でノンデケロスは、「飲んでください」の意味。ワインは、全て自社畑で栽培したブドウから醸造しており、ブドウを育てるときも「おがってケロ」(山形弁で大きくなってね)と呼びかけ、醸造するときも「美味しくなってケロ」と語りかけて出来たワインたちです。


ワイナリーの2階では、ワイン好きを増やすため、ワイン教室やワークショップを行っています。そんな根っからのワイン好きの店主がおすすめする赤ワインは、「マスカット・ベーリーA」。山形名物の芋煮のようなお醤油味の和食との相性抜群です。おすすめの白ワインは、「プティ・マンサン」。ブルーチーズとのペアリングが最高ですよ。ワインを楽しみに来てください。


アクセス:天童市荒谷48

     (山交バス バス停「荒谷四辻」から300m/羽前荒谷郵便局の斜め向かい )

電話番号:023-600-1445

見学&試飲:試飲可/ショップ営業日は見学可

      ※営業は、金曜・土曜の10時~16時

       売り切れの場合は休業(詳しくはこちらから

宿泊施設:なし


※画像はイメージです。

高品質のぶどうの良さを味わう「朝日町ワイン」

「朝日町ワイン」は、1944年創業のワイナリー。町内の契約農家さんのブドウをメインにワイン醸造を行う町のワイナリーです。


ワイナリーはお城のような外観で、地域の方々から「ワイン城」と呼ばれ、親しまれています。高品質のぶどうの特性を最大限引き出すことをモットーにしています。ポテンシャルの高いワインは、樽で熟成させ、深みのある味と風味豊かな香りを追求し、醸造しています。


施設のおすすめの赤ワインは、「柏原ヴィンヤード遅摘み 赤・辛口」。朝日町の柏原地区で契約栽培された「マスカット・ベーリーA」を11月上旬に摘み取って、樽を使わずに醸造したワインです。濃密な果実味とスパイシーな香りのワインで、和風ハンバーグとのペアリングが最高です。おすすめの白は、「朝日町リースリングフォルテ&リオン」。香りは、ライムやグレープフルーツのシトラス系で、爽やかな辛口です。魚介のパスタとの相性抜群。


2024年9月22日(日)は、「朝日町ワインまつり」も開催予定です。ぜひお越しください。


アクセス:西村山郡朝日町大字大谷字高野1080

     ( 山形自動車道 寒河江ICよりR287経由、白鷹方面へ20分)

電話番号:0237-68-2611

見学&試飲:試飲可(10種類)

      ガラス越しに瓶詰ラインをご覧いただけます。

      (詳しくはこちらから

宿泊施設:なし

送迎:なし

Made of 100% Grape「GRAPEREPUBLIC」

「グレープリパブリック」は、ブドウ畑が美しい山形県南陽市に2017年設立の有機栽培でブドウを育て、ワイン造りを行う自然派ワイナリーです。


耕作放棄地が目立つ昨今に新規就農や新たなワイナリーを集めて、豊かな畑地を再生させたい。ゆくゆくは南陽市の名産品とのコラボレーションやアグリツーリズムなども展開し、街全体で″GREAPEREPUBLIC=ブドウ共和国”といえるような一大ワイン産地を形成したい。そんな想いが込められています。


強い想いでワイン造りに取り組むワイナリーのおすすめの赤ワインは、「マスカット・ベーリーA 2022」。フレッシュなイチゴ・プラム・リンゴ等のフルーティな印象から、次第にセイロンティのようなほのかに香ばしい香りが混ざります。口当たりはまろやかで、すき焼きや野菜の煮びたしなどの甘じょっぱい和食との相性が抜群です。おすすめの白は、「デラフレスカ2023」。山形県産デラウェアと少量のスチューベンを使った爽やかな微発泡。山菜の天ぷらやカマンベールチーズの揚げ春巻きとのペアリングが最高です。奥深い香りと味わいを楽しんでみてください。


アクセス:南陽市新田3945-94

     (JR赤湯駅から車で8分/米沢方面から鳥上坂を越えてすぐ )

電話番号:0238-40-2205

見学&試飲:試飲/見学は行っておりません(詳しくはこちらから

販売:平日9時〜16時(12時〜13時は除く)はワインの販売をしています。

宿泊施設:なし

送迎:なし


※画像はイメージです。

Column

ワインの旧世界と新世界って何?

よく耳にするワイン用語の「旧世界」と「新世界」。これは、ワインの産地を表す用語です。

「旧世界」とは、ワインの伝統的な産地であるヨーロッパを指し、フランス、イタリア、スペインなどが含まれます。これらの地域は、古くからのワイン生産技術と厳格な規制を特徴とし、テロワール(土地の特性)を重視します。

一方、「新世界」とは、ワイン生産が比較的新しい地域のこと。アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、南米などが含まれます。新世界のワインは、革新的な技術や自由なスタイルが特徴で、フルーティーでボディのあるワインが多いです。

両者の違いは、歴史と伝統、規制の厳しさ、気候、そして生産者の哲学に起因します。新旧のワインを比較することで、それぞれの地域の魅力をより深く理解し、味わってみてください。

ワインの旧世界と新世界って何?

手造りで愛情たっぷりのワイン「大浦葡萄酒」

「大浦葡萄酒」は、山形県のぶどう発祥の地である南陽市赤湯にある地元のぶどうにとことんこだわり、ぶどうの品種の個性を生かした手造りで愛情が詰まったワイナリーです。1939年の創業以来、丁寧なワイン造りで国内のワインコンクールで高い評価を得ています。「大浦葡萄酒」は大浦宏夫社長で四代目。創業以来からオール山形県産にこだわったワイン造りを心がけています。そんな施設のおすすめの赤ワインは、「バレルエージング(ルージュ)」。豊富なアントシアニン・ポリフェノールを含んだ、果肉まで赤い特殊な品種ベーリー・アリカントA単一で醸造したワインです。スモーキーさとコーヒーやチョコレートのようなビターな風味が特徴の辛口です。すき焼きや牛ヒレステーキ、うなぎの蒲焼、マルゲリータと相性抜群。季節を問わず様々な食材との食べ合わせが良いのは嬉しいですね。


おすすめの白は、「バレルエージング(ブラン)」。日本ワインコンクール2023銅賞受賞の逸品です。山形県産甲州100%を使用した辛口。甲州が持つ溌剌とした香りと樽由来の甘いバニラ香が特徴のリッチなワイン。白身魚の刺身、寿司、川魚の塩焼き、焼き鳥の塩とのペアリングは格別です。


口に含むと赤湯や山形の風景が思い浮かぶ、そんなワインを召し上がれ。


アクセス:南陽市赤湯312(JR赤湯駅より徒歩15分、国道399号線沿い)

電話番号:0238-43-2056

見学&試飲:試飲可(無料の試飲用ワインサーバー完備)

      見学不可詳しくはこちらから

宿泊施設:なし

送迎:なし

世界基準のワインを目指す「高畠ワイナリー」

「高畠ワイナリー」は、1990年に全国でも屈指のぶどうの産地である山形県高畠町に創立しました。


たとえ100年かけても世界の銘醸地に並ぶ「プレミアムワイナリー」となることをミッションとし、「高畠ワイナリー100年構想」という目標のもと、単なるワインだけではなく、ワインのある暮らしや経験(体験)を提供できる「コトづくり」のワイナリーへ日々一歩ずつ前進しています。イベントも開催しており、子どもから大人まで楽しめる観光スポットでもありますよ。


敷地内に入るとぶどう畑を一望でき、ワクワクが止まりません。施設内では、自由に製造工程を見学できたり、限定のワインやワインに合うおつまみなどを購入できます。ワインのプロであるソムリエも常駐していますので、自分好みのワインに出会えること間違いなし。


おすすめのワインは、「フニクリ・フニクラ・デ・キムラ シャルドネ」。契約栽培者の木村幸雄氏の圃場のシャルドネを使った辛口の白ワインです。厚みのある果実味と品の良い酸味、鼻から抜けるスモーキーさが心地よいワインは、きのこ、牡蠣、乳製品との相性が抜群。『牡蠣』『九条ねぎ』を白ワイン蒸しにしてソースにし、そこに『舞茸』の風味を加えたパスタがおすすめですよ。


豊穣の地「高畠」で四季折々の自然の恵みを感じながら、ワインをお楽しみください。


アクセス:東置賜郡高畠町糠野目2700-1(JR高畠駅より徒歩10分)

電話番号:0238-40-1840

見学&試飲:試飲可、見学自由

      ※団体の場合は、要事前予約(詳しくはこちらから

宿泊施設:なし

送迎:なし

修験者の栄養ドリンク?!「月山ワイン山ぶどう研究所」

山形県朝日村(現鶴岡市)では、ワインという名前を知らなかった昔から、地元の人々や修験者たちが野生の山ぶどうから「どぶろく」を造って飲んでいたそう。それは、滋養強壮や貧血、疲労回復などに効能があり、愛飲する風習があったとか。


現在は、JA(農協)が運営する珍しいワイナリーとして、そして、山形県庄内地方産ぶどうを100%使用したワイン醸造をしています。


施設おすすめの赤ワインは、「ソレイユ・ルバンヤマソービニオン」。アルコール度数12度の辛口の赤です。果実の芳香な香りと野性味ある味わいをやわらかく仕上げ、焼き鳥(タレ)との相性抜群です。また、おすすめの白ワインは、「ソレイユ・ルバン甲州シュール・リー」。鶴岡産甲州ぶどうを使った辛口の白です。柑橘系のやわらかい香りと切れの良い酸味のバランスが絶妙な白は、海鮮カルパッチョと合わせてお召し上がりください。



アクセス:鶴岡市越中山字名平3-1(庄内朝日インターより車で15分)

電話番号:0235-53-2789

見学&試飲:無料の試飲サーバーあり

      売店営業日は、ワイン充填ラインが無料で見学可(詳しくはこちらから

宿泊施設:なし


※画像はイメージです。

Column

ワインのエチケットに注目してみて!

ワインのエチケット(ラベル)は、ワインの重要な情報源。産地、品種、生産者、ヴィンテージ(収穫年)などが記載されており、これらの情報を理解することでワイン選びが容易になります。

また、エチケットにはワインの個性やストーリーも表現されています。特に、旧世界のエチケットは伝統的なデザインが多く、新世界はモダンで斬新なデザインが特徴。エチケットをじっくり観察して、ワインの魅力をさらに楽しみましょう。

ワインのエチケットに注目してみて!

赤ずきんが運ぶ幸福の果実酒「HOCCA WINERY」

「HOCCA WINERY」は、鶴岡市にある日本酒蔵「奥羽自慢」の造り手たちがお届けするシードル&ワインブランド。2021年に丁寧にワイン造りに励みたいと立ち上げました。


HOCCA WINERYの「HOCCA(ほっか)」は、農作業などで利用する「ほっかむり」から由来しているそうで、味わいの先にその土地の風景が見えるようなワイン造りをしているとのこと。ワインのエチケットには、そのブランドや造り手の思いが込められておりますが、HOCCA WINERYは赤ずきんがモチーフ。これは、赤ずきんが運ぶ葡萄酒のような飲む人を幸福にする果実酒を創りたいという強い思いが込められています。


そんなチャレンジを続ける施設のおすすめのワインは、「HOCCA Table Rouge(ホッカ テーブル ルージュ)」。綺麗なルビー色の赤ワインで、ベリー系の果実の香り。黒胡椒や青ピーマンといったスパイシーなアクセントが効いています。やや辛口でタンニン少なめのライトボディは味の濃い料理との相性抜群。ペッパーナッツ、鴨ロース、あぶりマグロのチーズカルパッチョ、アスパラガス、ミモレットチーズ焼きとのペアリングがおすすめです。

HOCCA Tableシリーズは、もっとシンプルに気軽にワインを飲んでほしいという気持ちで造ったワイン。好きな方法で好きな場所で気軽に楽しく飲んでくださいね。



アクセス:鶴岡市上山添字神明前123番地(山形自動車道 鶴岡ICから約15分)

電話番号:050-3385-0347

見学&試飲:試飲/見学は行っておりません(詳しくはこちらから

宿泊施設:なし

ランゲの丘に想いを馳せて「ピノ・コッリーナファームガーデン&ワイナリー松ケ岡」

「ピノ・コッリーナ ファームガーデン&ワイナリー松ケ岡」は、ワイン用ブドウの栽培から醸造、販売まで一貫して行っています。目指しているのは、自然の力に逆らわないヴァン・ナチュール(自然派ワイン)。風土に合った栽培法で育てたブドウの繊細な個性を活かすため、作業においてもできるだけ人工的な作業を減らし、立地の傾斜を生かしたグラビティフロー製法※1を取り入れています。ワイン文化は、"農業✕化学✕アート”と考えている施設が造る個性豊かなワインたち。


代表の早坂氏のワイン造りのきっかけとなったのがイタリアのランゲの丘。そこで見た山々に囲まれた葡萄畑の美しい風景と松ケ岡の風景が重なったそうです。

そんな広大な施設には、食事ができるレストランがあり、醸造したワインとコース料理を提供しています。ショップはもちろんのこと、ウェディングができるのも魅力のひとつ。イタリアのランゲの丘を思わせる緑豊かな場所での結婚式は素敵ですね。

施設おすすめのワインは、「FrouFrou(フルフル)」のブランとルージュ。ブランは、シャルドネとソーヴィニヨンブランを贅沢にアッサンブラージュ※2したワインで、ほんのりバニラの香りとエレガントな口当たり。ルージュは、月山初冠雪頃に収穫した松ヶ岡産自社畑シラーとメルローを贅沢にアッサンブラージュした果実味のある優しいタンニン、やわらかく心地の良い味わいです。どちらも施設のランチなどで提供している自家製生ハムとの相性抜群!ぜひ、ランチやディナーでもお越しください。


※1グラビティフロー製法とは、重力を利用した自然に逆らわない醸造手法。 機械による人工的な作業を極力減らそうとポンプすら使わない手法のこと。


※2アッサンブラージュとは、ブレンドを意味するフランス語で、ワインの原酒を混ぜ合わせるという伝統的なワイン造りの技法のこと


アクセス:鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2

     (JR鶴岡駅から車で15分/おいしい庄内空港から車で30分)

電話番号:0235-26-7807

見学&試飲:団体様向けで見学可(詳しくはこちらから

宿泊施設:なし

生命の水・オードヴィで酒とワインを造る「オードヴィ庄内」

日本海から約200mの庄内砂丘地に建つ「オードヴィ庄内」。江戸時代に味噌・醤油を醸造していた技術を基にして、明治8年に日本酒醸造蔵を立ち上げました。蔵内の井戸により鳥海山の伏流水をくみ上げ、その伏流水を使用して創業から149年間ずっと、日本酒全量を仕込んでいる酒蔵です。日本酒のブランド名「清泉川」の方をご存じかもしれません。


このオードヴィ庄内は日本酒醸造技術を活かして、庄内産の果物のみを使用した果実ワインの醸造も手がけています。


酒蔵のおすすめ3選の1つ目は、「グラン・ヤマソー」。山形県庄内に位置する月山及び朝日連峰山麓に原生する山ぶどうとフランス産のソービニオンを掛け合わせた独自品種の山ぶどうワインです。2つ目は、和梨のワイン「梨のミューズ」。酒田市刈屋地区のブランド梨「刈谷の梨」と刈谷のラ・フランスを使った甘味と酸味のハーモニーが楽しめるワイン。3つ目は、庄内砂丘地のメロンを使ったメロンワインをベースにしたリキュールです。メロンの芳醇な香りと甘さを味わってください。どれも日本海で捕れる鮮魚と和食にピッタリです。



アクセス:酒田市浜中乙123番地(おいしい庄内空港より車で5分)

電話番号:0234-92-2046

見学&試飲:試飲可/見学は基本的に行っておりません。(詳しくはこちらから

宿泊施設:なし


Column

ペアリングとマリアージュを楽しんで

ペアリングとマリアージュは、料理とワインの組み合わせを楽しむ概念。

ペアリングは、互いの味を引き立てる組み合わせを探求するもので、ワインの特性と料理の風味が調和することを目指します。例えば、赤ワインとステーキ、白ワインと魚料理などが典型的。

一方、マリアージュはフランス語で「結婚」を意味し、ワインと料理が一体となり、新たな美味しさを生み出すことを指します。成功したマリアージュは、双方の魅力を最大限に引き出し、食事を特別な体験に変えるでしょう。

ペアリングとマリアージュを楽しんで

Welcome to the world of YAMAGATA WINE

山形県のワイン、ワイナリーはいかがだったでしょうか。自分たちの手で作った納得のいくぶどうから醸造されるワインや信頼できる農家さんとのコラボレーションワインなど、山形県のワインは奥が深いです。各ワイナリーの本気度がひしひしと伝わります。


良い土地、良い水、良い気候だけではない、情熱や想いがこもったワインたち。


それに加え、山形県はおいしいものの宝庫です。フルーツやお米はもちろんのこと、米沢牛、庄内豚、さくらんぼ鶏などの肉、フレッシュな野菜、昔から食べられてきた伝統野菜など数え切れません。


ぜひ、山形へお越しの際は、お食事と一緒にワインはいかがでしょう。日々進化したワインたちがあなたを迎えてくれますよ。

やまがたのワイナリーまっぷ

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