水岸山 観音寺(真言宗)/ 最上三十三観音 第10番 上ノ山観音

かみのやま

最上三十三観音 第10番 上ノ山観音(真言宗 水岸山 観音寺)について


■百物語(由来・歴史)

本尊は行基作といわれる聖観世音菩薩で、小野篁の守り仏であったという。
この一帯はもともと湖で、小野篁がこの地を訪れた際、懐中に抱いていた観音像を誤って淵の中へ落としてしまった。後に漁師の網にかかって引き上げられ、観音像はこの有縁の地へ泰安されることとなった。
石段を上がると「洗心の湯」という温泉が湧き出ており、お湯で手を清め参拝することができる。


■御利益

良縁成就
父母幸福
先祖菩提


■おすすめポイント

御堂屋根上の二つのお面【般若(悟り)、獅子(守護)】
拝殿梁上の一対の金剛力士彫刻像
御堂天井の大龍の絵
湯女供養の敷石供養塔
(羽州街道上ノ山宿で旅人を接待した娘・再建時に飯盛女が奉納した石畳)
参道石段途中の温泉の手洗場
奈良朝より祀られた本尊様を崇拝してきたことが、山号院号の水岸山慈眼院の名に表れており、宿場温泉町としての名残が多い。
そば、果樹がおいしい
温泉旅籠、共同浴場(沢庵禅師が入浴した下大湯共同浴場)がある。
県下唯一の羽州の名城上山城、武家屋敷を見学することができる。
紫衣事件で流謫された、沢庵禅師の春雨庵がおすすめ
羽州街道金山峠ふもとの楢下宿には、こんにゃく番所のヘルシーな食事処や文化財の眼鏡橋がある。
多くの伝説・史話が語り継がれているのは、伊能忠敬や渋江抽斎など著名人が旅人として泊まり記録を残しているからこそである。


御本尊は、聖観世音菩薩、脇侍は不動明王、毘沙門天、外に西国三十三観音を祀っています。


■その他おすすめ情報
【境内の建造物】
◆大日堂
 文化五年 松平信行候が御霊宮として建立。
 延宝元年大日堂となる。
 本尊は胎蔵界大日如来、脇侍に文殊菩薩、不動明王、聖天を祀る。
◆地蔵堂
 東方の堂は文政8年丸屋高橋氏再興。
 西方の堂は元治元年原田氏建立。
◆稲荷社
 「観音坂いなり」と称し、領主祈願の社。
◆弘法大師像
 寛政4年開眼。筆子中一同の建立。
◆敷石供養塔
 弘化4年本堂再建の折りの熱誠をこめた飯盛女衆を記念する碑。
◆洗心の湯
 「下の湯」開設の折り奉納される。
 出で湯の手洗鉢。


■御本尊

聖観世音菩薩

エリア
上山市
村山地方
カテゴリー
歴史・文化
寺院

基本情報

住所
山形県上山市十日町9-29
アクセス
JRかみのやま温泉駅より
徒歩15分
駐車場
大型要相談
小型は商店街の専用駐車場
ウェブサイト
最上三十三観音公式HP
ウェブサイト
上山ラプソディ
備考
御朱印:観音寺
電話番号
023(672)1421

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