洞雲寺の楼門
どううんじのろうもん伊佐沢大石地区には、古来、米沢から西村山方面へ抜ける主要な街道筋にあたります。それは川を渡る回数が少ないためで、往時には60戸ほどあり、小学校の分校もありました。この大石地区にある洞雲寺の楼門は館主金田次右衛門が天文8年(1539)に建てたもので、創建時の建物です。茅屋根入母屋の総二階造りの楼門で、二階は鐘楼を兼ね、四周に縁と高欄を廻しています。昭和61年に茅屋根は銅板版葺きに替えています。楼門は寺院と廻りを隔てる、結界の役割を有していますが、置賜地方には少ない形式です。現在寺院は廃寺となりましたが楼門は残り、大石地区の盛んな時代をしのばせる貴重な建物です。市の文化財。
- カテゴリー
- 歴史・文化
- 歴史的建築物・町並み
基本情報
- 住所
- 山形県長井市上伊佐沢4999
- アクセス
- 長井駅より車20分
- 駐車場
- ―
- ウェブサイト
- 公式サイト
- 備考
- 設置年月日:―
公開の有無:随時 - 問い合わせ先
- 長井市観光協会
- 電話番号
- 0238-88-5279