安久津八幡神社

あくつはちまんじんじゃ

山形県唯一の三重塔

  • 「やまがた景観物語」より

安久津八幡神社は、貞観2年(860年)、慈覚大師が豪族、安久津磐三郎の協力で阿弥陀堂を建てたのが始まりと言われ、後、平安後期に奥州平定のため、源義家が、戦勝を祈願して、鎌倉鶴岡八幡を勧請したと伝えていますが、もとより定かではありません。生い茂る樹木に囲まれ苔むす石畳参道の入口左手に、端麗な姿の三重塔、参道途中に舞楽殿、その奥に本殿があります。この三建造物は県の指定文化財となっています。


やまがた景観物語バナー
エリア
置賜地方
高畠町
カテゴリー
歴史・文化
神社

基本情報

住所
山形県高畠町大字安久津2011
アクセス
JR高畠駅より車15分
駐車場
有り(安久津八幡神社の入口側)
ウェブサイト
公式サイト
備考
 三重塔は寛政9年(1797年)に百姓の寄附で再建されたもので、初建は、寛永2年(1625年)といわれています。方三間造で銅板葺き、置賜地方唯一の層塔です。舞楽殿は、室町末期のものといわれ、方一間宝形造、茅葺きです。毎年5月3日には、倭(やまと) 舞、9月15日には延年の舞が気品高く、古式豊かに舞われます。本殿は、三間社流造、茅葺きです。
 境内には、鐘つき堂・干年松・流鏑馬的場跡などがあり、裏山一帯には、安久津古墳群(鳥居町支郡)十数基が点在しています。そのほか、千年松(町指定文化財)奥の院の洞くつなどがあり、片葉の葺、爺婆石、弘法清水などの伝説も残っています。町歴史公園の東に位置し、神社西方の山は5千本ほどのつつじで彩られます。境内の東側には、郷土資料館があります。また、周辺を歴史公園として整備し、「うきたむ風土記の丘」の中核施設として県立考古資料館があります。

※慈覚大師-天台宗の僧円仁。唐五大山に学び、延暦寺3世座主となる。山寺立石寺に入寂。

◎安久津八幡神社本殿
 指定年月日:昭30.8.1(昭27.4.1)
 員数:1棟
 構造及び形式:桁行三間、梁間二間、一重、流造、茅葺
 設置年月日:宝暦5年再建(1755年)
 公開の有無:随時
◎安久津八幡神社三重塔
 指定年月日:昭30.8.1(昭27.4.1)
 員数:1基
 構造及び形式:三間三重塔婆、銅板葺
 所有者の住所:東置賜郡高畠町大字安久津字八幡山
◎安久津八幡神社舞楽殿
 指定年月日:昭30.8.1(昭27.4.1)
 員数:1棟
 構造及び形式:桁行一間、梁間一間、一重、宝形造、茅葺
問い合わせ先
安久津八幡神社
電話番号
0238-52-5990

周辺にあるスポット

昭和ミニ資料館
more
高畠町郷土資料館
more
道の駅「たかはた」まほろばステーション
more
まほろば古の里歴史公園
more
山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館
more
まほろば観光果樹園
more
瓜割石庭公園
more
玉竜院五百羅漢像
more
羽山古墳
more
大立洞窟
more

このページを見ている人は、
こんなページも見ています

善宝寺
more
砂高山 海向寺
more
亀岡文殊堂
more
高畠町太陽館
more
鈴立山 若松寺(天台宗)/ 最上三十三観音 第1番 若松観音
more
「奥の細道」山刀伐峠越
more
慶昌寺
more
銀山温泉
more
ページトップへ