米沢・置賜 秋の体験プログラム2024
暑く熱い夏も終わり、季節は秋。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など秋はいろいろなことに挑戦したくなります。
そんな秋と山形県は相性抜群!大自然の豊かなめぐみ、そして文化に触れる体験はいかがでしょう。
今回は、山形県の南に位置する置賜エリアの秋にぴったりのワクワクとドキドキが詰まった体験プログラムをご紹介します。お子さまとご一緒に、ご夫婦やカップルで、女性同士でと皆さんに楽しんでいただける体験が盛りだくさん!
秋旅を考えている方や山形県でものを作ったり、自然と触れ合いたい方はチェックしてみてくださいね。
どこに行ったらよいか、何をしたらよいか、迷ったらモデルコースも参考にしてみてください。
秋は楽しいことだらけ。満喫しましょう!
赤芝峡カヌーツアー 迫る山肌と峡谷を流れるアドベンチャー
山形県小国町の紅葉の名所「赤芝峡」。山一帯にヤマモミジやカエデ、ブナなどの広葉樹が自生しています。秋になると、山全体が紅葉し真っ赤になるため、"日本の赤壁"とも呼ばれているんです。赤壁の呼び名から「赤芝峡」と呼ばれたとも言われるほど、紅葉が似合う場所でもあります。
そんな赤芝峡では、赤芝峡カヌーツアーを開催中。2023年から始まったばかりの新しいアクティビティです。
人工物がほとんどない荒川を下って登るカヌーツアーは、まさにアドベンチャー。湖のカヌーとは違い、川の流れがあるため、ある程度の体力が必要ですが、流れに身を任せて景色を楽しんだり、流れに逆らって登って行った先の景色はまた格別です。
新潟県へ抜ける国道113号線の真下にある川でのカヌーにも関わらず、車のエンジン音も聞こえません。只々、川のせせらぎや小鳥のさえずりが聞こえ、心が洗われます。
いつもは路上から紅葉を楽しんでいるかもしれませんが、この秋はカヌーに乗って紅葉を見上げてみてはいかがでしょう。絶景と癒しとアドベンチャーのいいとこどりな旅があなたを待っています。
住所:山形県小国町西置賜郡小国町大字小渡(国道113号線沿い)
開催期間:2024年11月30日(土)まで
申込締切:希望日の前日17時まで
体験料金:大人▸14,900円/人(2名以上の場合は8,900円/人)
小人(2歳~18歳)▸6,900円/人
体験時間:2時間
最少催行人数:1名
集合場所:赤芝峡第2駐車場
その他:▸カヌー持ち込み割引 2,000円
▸ネット予約限定 100円引
▸雨天決行(川の流れが速い場合は中止)
▸開催日は公式サイトにて確認ください。
問合せ先:YAMAGATA EXPERIENCE
TEL:050-5832-7512
ながい百秋湖ボートツーリング「絶景・三淵渓谷通り抜け参拝」
山形県長井市にある長井ダムのダム湖「ながい百秋湖」。ながい百秋湖の上流部には「三淵(みふち)」と呼ばれる深い渓谷があります。そこは川幅3~5mと非常に狭く、ボートでしか進めません。高さは50mをも超える断崖絶壁が250mほど続き、暗く鬱蒼とした中に、遠くに日の光が差し込む光景は息をのむ絶景です。
迫力のある渓谷と静かな空間はまさに神秘的。これから秋のシーズンは紅葉した木々たちが水面に映えます。春は新緑の中に咲くヤマツツジや山椿。初夏には雪解け水による滝など四季折々に違う表情をみせてくれますよ。
ここで体験できるのは、ボートツーリング。ながい百秋湖を船外機付きゴムボートで楽しむ新たなレジャーです。三淵渓谷を巡る約1時間の船旅は、切り立った崖を肌で感じるド迫力。
また三淵渓谷には「卯の花姫」の竜神伝説が残されています。それはとてもとてもつらい悲恋の物語。出発前にはぜひ、龍神伝説をチェックしていただきたいです。パワースポットとしても人気を集めている参拝ボートツーリングはいかがでしょう。
住所:山形県長井市平山2743-4
開催期間:2024年4月~11月
申込締切:当日空きがあれば対応可
体験料金:個人▸大人:3,000円/人,小学生まで:2,000円/人
貸切▸6名まで15,000円,10名まで25,000円
体験時間:約1時間
定員:10名
集合場所:野川まなび館
その他:乗船方法及び乳幼児の乗船については要問合せ。
運航日・料金についてはボートツーリング公式サイトをご確認ください。
問合せ先:(特)最上川リバーツーリズムネットワーク 野川まなび館
TEL:0238-87-0605
三淵渓谷カヌーツアー ガイドと一緒に静寂の秘境へ
山形県長井市の長井ダム、ながい百秋湖の上流エリアで車のエンジン音などの機械音が届かない静寂の中でカヌーに乗りながら自然を思いっきり満喫できる三淵渓谷カヌーツアー。カヌーに乗ったことがない方も、穏やかな流れの中を常時2名のガイドが同行するため安心安全です。
集合場所のまなび館から車で10分。山々に囲まれた静寂の湖の間を漕いでいくと、複数の滝が心地よい音楽を奏でます。生き生きとした広葉樹の山並みや岩肌を存分に満喫したところで、あっという間に三淵渓谷の入口に到着。
三淵渓谷はパワースポットとしても人気の場所で、「卯の花姫」の龍神伝説が残る神聖な空間です。壮大な自然に感謝、祈りを捧げ、花崗岩の崖が切り立つ間をさらに進んでいきます。
真夏でもひんやりとした空気と外界から遮断された静寂はまさに異空間。別世界のような感覚にことばでは言い表せない感動に鳥肌がたちます。
ぜひ、歴史や文化にも触れながら、ゆったりとカヌーの冒険をお楽しみください。
住所:山形県長井市平山2743-4
開催期間:2024年11月30日まで
申込締切:希望日の前日17時まで
体験料金:大人▸12,000円/人(参加者1名の場合は、18,000円)
小人(2歳~18歳)▸10,000円/人
最少催行人数:1名
集合場所:野川まなび館
その他:▸カヌー持ち込み割引 2,000円
▸ネット予約限定 100円引
▸雨天決行(川の流れが速い場合は中止)
▸開催日確認必要(公式サイトにて確認)
問合せ先:YAMAGATA EXPERIENCE
TEL:050-5832-7512
十分一山から天空の世界へ「気球フライト体験」
山形県南陽市にある「十分一山(じゅうぶいちやま)」。赤湯温泉からほど近い低山です。ここは、ハンググライダーやパラグライダーのメッカでもあり、世界選手権も開かれるほど。パラグライダーはもちろんおすすめですが、ハードルが高いと感じる方は、気球フライトはいかがでしょう。
実は0歳の赤ちゃんも楽しめるのが、気球フライトの良いところ。高所恐怖症の方でもチャレンジしたい気持ちさえあればOK。およそ20mの高さまで上がります。ゆっくりと上昇していく気球は、上空からゆったりと周りを見渡せるので、グライダーと違って優雅。ふわっとした感覚は癖になるかもしれませんよ。
お一人でのご搭乗も3名から5名とご家族やカップル、ご友人とのご搭乗もできるため、思い思いの空の旅をお楽しみいただけます。実は、ワンちゃんもご一緒に気球に搭乗できちゃいます。ワンちゃんにとっても飼い主の皆さんにとっても貴重な経験、思い出になりますね。
また、十分一山は、雲海がとても綺麗に見えるスポットの一つでもあります。特に秋になると雲海の発生が上がり、幻想的な景色に包まれます。「搭乗のみ」の体験も素敵ですが、「フル参加」のコースもおすすめですよ。フル参加は、気球本体の準備から片付けまでをパイロットと一緒に行います。休憩しつつ、1〜2時間程度のコースになります。気球内部に入り、フォトジェニックな写真を撮れるチャンスも。お好きなコースを選んで天空の世界を旅しませんか。
住所:山形県南陽市赤湯2841
開催期間:定期開催中
※詳細は予約サイトを参照ください。
申込締切:希望日の前日まで(当日も空きがあれば対応可)
体験料金:大人(18歳以上)▸4,000円〜/人
高校生以下▸2,000円〜/人
幼児(未就学児・補助席)▸2,900円/人
体験時間:30分(受付から搭乗まで込みの目安時間)
定員:4〜5名/回
集合場所:十分一山展望台
問合せ先:YAMAGATA EXPERIENCE
TEL:050-5832-7512
白川湖カヌー・SUPツアー
山形県飯豊町にある白川湖は、飯豊連峰の麓にある湖です。「白川湖の水没林」というとご存じの方も多いかもしれません。
白川湖の水没林は、雪解けの3月下旬から5月の春の一時だけ、湖の水位が上昇し、木々がまるで湖の中から生えているような幻想的な光景のこと。木々の芽吹く青と残雪をまとった山々の白のコントラストはまさに絶景です。早朝の霧がかった風景は異世界へ迷い込んだよう。
そんな絶景が広がる白川湖は3月下旬から雪が降る前の11月までの間、カヌーやSUP体験ができます。
水没林の中のカヌーやSUPも素敵ですが、夏の新緑、そして秋の紅葉とさまざまな表情をみせてくれる白川湖。湖は川の流れがほとんどないため、カヌー初心者やSUP 初心者でもチャレンジしやすいのが魅力のひとつです。
秋の広葉樹が鮮やかに色づく中、ゆったりと漕いで進む優雅なカヌーは贅沢です。
よりアクティブに水遊びを楽しみたい方はSUPツアーがおすすめ。バランスを崩して水の中にひっくり返っても、また思い出になりますよね。
愛犬家必見!カヌーもSUPもワンちゃん連れ大歓迎なんです。水が大好きなワンちゃんと一緒に楽しめるアクティビティなので、家族全員で満喫できること間違いなし。
秋の白川湖を楽しんだら、春も夏も遊びに来たくなるような、そんな景色、アクティビティが待っています。ぜひ、遊びに来てください。
住所:山形県飯豊町数馬
開催期間:カヌー▸2024年11月まで
SUP▸2024年9月まで
申込締切:希望日の前日17時まで
体験料金:大人▸6,900円/人
小人(高校生以下)▸4,900円/人
幼児(未就学児・補助席)▸2,900円/人
体験時間:2時間
定員:最大20名
集合場所:白川湖・中津川橋
問合せ先:いいでカヌークラブ
TEL:050-5832-7512
いしぶちバギーチャレンジ2024 奪われた埋蔵金
山形県長井市、長井ダム方面に向かうと現れるのが「石渕渓谷」。荒々しい川の流れと岩肌が美しい渓谷です。その渓谷からほど近いまなび館の目の前で「いしぶちバギーチャレンジ」が開催されます。
バギーに乗れるのはもちろんですが、最大の特徴は謎解きができること。謎の盗賊団によって奪われたいしぶちの宝を探すため、バギーに乗り込み、コース上に仕掛けられた謎を解いていきます。
コース総距離は約800m。ウエーブやスラロームゾーンもあり、ワクワクが止まりません。運転手だけが楽しいの?いえいえ、同乗者は電動スポンジガンで狙いを定めてシューティング。盗賊団をやっつけるミッションがありますよ。
石渕渓谷の川音を聞きながらダイナミックにバギーを楽しんじゃいましょう。
運転は中学生以上であればできるので、大人から子どもまで満喫できること間違いなし。盗賊団があなたの挑戦を待っています。
住所:山形県長井市平山2743-4
開催期間:2024年10月まで
申込締切:リクエスト予約制
体験料金:1台あたり2名様まで乗車可/1周3,300円(傷害保険料込)
子供会・会社・団体旅行などのグループ参加も大歓迎!時間貸切もできますので、お気軽にご相談ください。
集合場所:野川まなび館隣の石渕渓谷前
参加条件:運転は中学生からOK。助手席への同乗は保護者の方が運転時のみ、3歳以上から可能。
問合せ先:(一社)やまがたアルカディア観光局
TEL:0238-88-1831
自分だけのワインを造れる!ワイン仕込み体験
山形県南陽市に入ると山の急斜面にハウスがたくさんあります。ぜーんぶ、ぶどうのハウスだから驚きです。南陽市は寒暖差が大きく、日当たりの良い急斜面、そしてミネラルを多く含んだ土と条件がそろった地域のため、県内随一のぶどうの産地でもあります。
そんなぶどうの一大産地である南陽市の「紫金園 須藤ぶどう酒工場」で自分だけの世界でひとつだけのマイワインが造れるのをご存じでしょうか。
このワイン仕込み体験は、ぶどうの収穫から始まります。カゴいっぱいになるまで2kg収穫していきます。その後、ぶどうの枝から実をはずし、皮ごとぎゅっと、そして優しく丹精込めて搾ります。
さらに、ワインのラベル(ワイン用語ではエチケット)も自分で作成。ラベル紙に思い思いにイラストや文字を書いたら作業終了です。
完成には時間がかかるため、数ヶ月はワイナリーで熟成させます。熟成期間を経て、12月下旬頃にお手元に発送されます。
12月はクリスマスやお正月とイベントが盛り沢山!イベントでマイワインを飲んで、思い出話に花を咲かせましょう。
住所:山形県南陽市赤湯2836
開催期間:9月中旬〜10月上旬
申込締切:希望日の前日まで
体験料金:4,000円+送料(送料は、本数・地域によって異なります。)
体験時間:1〜2時間
定員:要相談
集合場所:紫金園 須藤ぶどう酒工場
問合せ先:紫金園 須藤ぶどう酒工場
TEL:0238-43-2578
※ご予約はお問合せ先にお電話ください
時間無制限?!超新鮮なぶどうを堪能「ぶどう狩り」
山形県高畠町にある「まほろば観光果樹園」。6月下旬から7月上旬は”さくらんぼ狩り”、8月から10月上旬には”ぶどう狩り”と新鮮でおいしい果物を自分でもぎとって食べれる果樹園です。
なんとまほろば観光果樹園では、ぶどう狩りを時間無制限で楽しめちゃいます。デラウェアや巨峰などのさまざまな品種のぶどうが提供されているため、その時期の旬のぶどうを心ゆくまでほお張ってください。
園内はハウス型のため、天候にも左右されず安心です。平地にある園内は、ベビーカーでも車いすでも利用できますよ。小さなお子さまからご高齢の方までどなたでも気軽にお越しいただけます。園内には、ドッグランもあり、わんちゃんと一緒にぶどう狩りに行ける珍しい果樹園です。
もぎ取ったぶどうは、別途料金がかかりますが、お土産として持ち帰ることもできます。
おいしい楽しい旅の思い出を作りませんか。
開催期間:9月中旬〜10月上旬
申込締切:当日までOK
体験料金:大人(中学生以上)▸1,000円
小人(3歳~小学生)▸600円
体験時間:無制限
問合せ先:まほろば観光果樹園
TEL:0238-52-4366
ダリアの切り花収穫デー
山形県川西町には国内最大級の川西ダリヤ園があります。4ヘクタールもの広大な敷地に650品種、約10万本のダリアが咲き誇り、なんとも色鮮やか。
ダリアは8月から11月初旬にかけて、競うように大小様々な大きさや色が咲くため見ごたえ抜群です。メキシコ原産のダリアですが、18世紀後期にはヨーロッパ、その後は鮮やかな形や色が人々を魅了し、各地で栽培されるようになりました。
川西町では、昭和35(1960)年にダリア園を設置する動きがあり、昭和50(1975)年には町花を「ダリヤ」に制定。川西ダリヤ園の名称は、明治から大正時代に使われていた呼び名「ダリヤ」を採用しているそうです。
そんな川西ダリヤ園では、さまざまなイベントを開催しているのですが、その中でも毎年人気なのは、シーズンの最終日に行われる「切り花収穫デー」。来園者がお気に入りのダリアを切り取って持ち帰るイベントです。
園内に残っている好きな花を1人500円で10輪持ち帰ることができるとあって、毎年大人気!2023年は天候にも恵まれ、午前9時の開園を前に500人を超える長ーい行列ができました。中には、午前3時に到着したというつわものもいらっしゃるとか。
切り取ったダリアはご自宅で飾ってもよし、大切な方へのプレゼントにもよし。ぜひ、ご来園ください。
住所:山形県川西町大字上小松5095-11
開催期間:2024年11月4日(月・祝)
体験料金:10本500円(予定)
定員:先着順により整理券を配布。整理券順に入園、なくなり次第終了。
会場:川西ダリヤ園
その他:ダリアの生育状況等によりイベントが中止となる場合があります。
問合せ先:川西町産業振興課
TEL:0238-42-6668
紅花染め体験
米沢藩を治めた上杉家初代の上杉謙信公から12代斉定公まで歴代藩主の廟が並ぶ「上杉家廟所」。その廟所から一番近い染物工房が「染織工房わくわく舘」です。工房内は、織物体験、染物体験、ショップ、カフェやギャラリーも併設されており、米沢織の歴史と伝統を感じられます。
米沢織は、約200年の歴史があり、染色から製織までを一貫して産地内で行っているのが特徴です。着物や袴、帯はもちろん、洋服地やランチョンマットやバックのような手に取りやすいデザイン性の高い製品が揃っています。
また紅花は山形県の県花。アザミに似たキク科の花で7月の梅雨の時期から梅雨明けに鮮やかな黄色の花を咲かせます。原産は中近東。シルクロードを経て、日本、そして山形へ伝わり、金の10倍とも言われるほど高値で取引されたそうです。
紅花の黄色の花から赤色を出す手間ひまは計り知れません。その手間のかかる作業を経て、他の染料では出せない妖艶な赤、紅を出しています。
そんな貴重な紅花染めが気軽に手軽な価格で体験できるのが、わくわく工房の紅花染め体験。ハンカチとスカーフから染めたいものを選び体験できます。色合いや模様は出来上がってからのお楽しみ。どんな色になるかどんな模様になるのかわからないのが手染めの最大の良さです。世界で一つだけの自分だけの一品を思い出とともに染めてみませんか。
住所:山形県米沢市御廟1-2-37
開催期間:通年(水曜定休日)
申込締切:オンライン予約は希望日の2日まで(電話予約は前日まで)
体験料金:ハンカチ1,320円(税込)、スカーフ3,300円(税込)~
体験時間:40分~
定員:団体様の場合は20名まで
問合せ先:染織工房 わくわく舘
TEL:0238-24-0268
とんぼ玉制作体験
山形県米沢市にあるとんぼ玉と民芸和紙のお店「大和屋」。猫雑貨も豊富に取り揃えている懐かしく可愛らしいお店です。
大和屋ではとんぼ玉を作る体験ができ、とても人気なんですよ。人気の体験をご紹介する前にとんぼ玉のことを少し説明しますね。
とんぼ(蜻蛉)玉とは、色ガラスでいろいろな模様をあしらった穴のあいたガラス玉のことです。最近では無地の玉も含めて穴のあいたガラス玉を総称して「とんぼ玉」と呼ぶそう。ただし、同じガラスで作った玉でも機械生産されたものはとんぼ玉とは言いません。手作業で一つひとつ作られたものを指します。
ちなみにどうしてとんぼ玉と言われるかというと、たくさんの小花のような丸い模様がとんぼの複眼に似ていることから呼ばれるようになったそう。
大和屋では、そんな可愛らしいとんぼ玉を2つ作る体験が気軽にできます。2つ作ったうちの1つが無料でネックレスや根付などのアクセサリーに加工が可能。制作に40分、その後熱いガラスを冷やす時間が1時間ほどかかります。1時間待ったらアクセサリーへ加工。体験には事前予約が必要ですが、1名から予約ができ、オンラインか電話で予約できるため米沢へご旅行の際はぜひ、チェックしてみてくださいね。そのほかにもとんぼ玉のボールペンやブレスレット、ピアスなどの制作体験もあり、家族や友人へのお土産としても素敵です。
住所:山形県米沢市松が岬2-1-82
開催期間:通年(日曜定休日)
申込締切:オンライン予約は希望日の前日まで(電話予約は当日まで)
体験料金:税込2,200円(小学6年生以上)
問合せ先:とんぼ玉と民芸和紙 大和屋
TEL:0238-23-1118
世界で一枚の自分だけの深山和紙「和紙すき体験」
山形県白鷹町の深山地区で代々受け継がれている深山和紙。深山和紙は、楮(こうぞ)を原料とした手漉き和紙で、その起源は約450年前に遡ります。上杉藩の御用紙として、都でも使われるほどの品質を誇り、長く厳しい冬の間に家内工業としてこの地域で受け継がれてきました。
そんな品質が高い深山和紙を手漉きし、和紙の制作体験や和紙絵の作成体験をしてみませんか。和紙染めやちぎり絵、人形作りなど、様々なクラフト体験も楽しめます。
深山和紙は、その温かみと優しい風合いから、ウエディングドレスにも使われたことがあり、日常のアートや装飾品としても利用されています。深山和紙のやわらかで温かみのある質感は、ほかの和紙にはない独特の魅力を持っています。
手作りの和紙に触れ、日本の伝統文化や自然素材の魅力を感じることができる貴重な体験はいかがでしょう。
住所:山形県西置賜郡白鷹町大字深山2527番地
開催期間:12月まで
申込締切:希望日の2週間前まで
体験料金:1,000円/人(送料別)
体験時間:1人30分~
定員:最大催行人数20名、最少催行人数5名
問合せ先:深山和紙振興研究センター
TEL:0238-85-3426
東洋のアルカディアを満喫しよう!
山形県の南にある米沢・置賜地方は、豊かな自然や田園風景が広がる地域です。紅葉や雲海、黄金に輝く稲穂が風にゆれ、きらめく様子は、秋の置賜地方の風物詩でもあります。
そんな置賜地方・置賜盆地(米沢平野)をイギリス人女性旅行家であるイザベラ・バードは「東洋のアルカディア(桃源郷)」と評しています。バードが旅した時代は、「旅」が気楽なものではありませんでした。険しい山々を越え、盆地である置賜地方へたどり着いたときの感動は図り知れません。
そして現代では東京駅から米沢駅までは約2時間。気軽な旅になりましたが、東京駅から乗車し、深い山々を越え、福島から米沢へ降り立ったときの自然豊かでさわやかなグリーンや紅葉をみたときの感動と空気感はバードが感じたそれと少し似ているかもしれませんね。
そんな感動を、旅行をする皆さまに味わっていただきたい。
置賜地方は、首都圏から新幹線をご利用される皆さまの玄関口でもあります。
実りの秋。採れたばかりの新米や新鮮な果物、きのこなどの秋ならではのグルメも見逃せませんよ。
歴史や文化に触れ、ゆったりとした時の流れを感じるのもよし、アクティブに身体を動かすのもよしの置賜旅。
ぜひ、バードの感動を味わいにお越しください。
置賜を「どのように旅したらよいかわからない」という方は、モデルコース「やまがた秋の味覚と紅葉満喫アクティビティ」をご参考にしてみてくださいね。
※画像は米沢市にある「滑川大滝」です。