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【2024年版】秋の風物詩!やまがたのおすすめ紅葉スポット

秋が深まると、日本のあちらこちらで木々が色づきます。夏の青々とした木々たちが一面、赤や黄色に変わり、同じ場所でも違う場所のような気持ちになります。


実は世界中の観光客から好評なのが、日本の秋の紅葉の美しさ。特に山形県は、寒暖の差が大きいため、紅葉シーズンは鮮やかに山々が色づき、見ごたえ十分。


今回は、日頃から観光案内をしている山形県観光物産協会の担当者がおすすめする気軽に行ける山形県内の紅葉の名所をご紹介します。


ぜひ、お出かけ前にチェックしてみてくださいね。

池泉回遊式古庭園「もみじ公園」から見る紅葉

山形県山形市の中心市街地に、静寂かつ重厚感漂う公園があります。この公園は、真言宗の巨刹宝幢寺(ほうどうじ)という寺院があった場所に開かれた公園で、現在も残る池泉回遊式庭園です。


池泉回遊式庭園とは、広い池泉を中心に舟遊び・納涼・散策など、庭園をいろいろな角度から鑑賞し、楽しめる造庭技法です。現在のもみじ公園は、江戸時代に山形藩主を務めていた松平忠弘が本丸庭園を作り直した際に余った石ともみじの木を使って自ら改修した庭園。藩主自らが造った庭は大変興味深いですね。


もみじ公園というだけあり、やはり秋は格別。木々が赤や黄色に紅葉し、中央にある池の水面に映る鏡もみじは圧巻です。庭園に面して建つ「清風荘」も法幢寺の書院だった建物で国登録有形文化財。歴史を感じるお庭と赤いもみじのコントラストは京都さながら。


近くには、国立大学山形大学の小白川キャンパスがあるため、新しくできたパン屋さんや老舗のラーメン屋さんがたくさん。ランチや夕食を楽しむついでに立ち寄れる紅葉スポットでもありますよ。 


ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。


住所:山形県山形市東原町2-16-7

アクセス:

公共交通▶︎JR山形駅-べにちゃんバス東くるりん(東原町先回りコース)で8分-清風荘・もみじ公園口下車-徒歩3分

自動車▶︎山形道山形蔵王ICから国道286号、県道16号経由10分

例年の見頃:11月中旬〜下旬

入園料:無料

駐車場:無料駐車場24台(月曜日は使用できません)

問合せ先:清風

TEL:023-622-3690

電車からみれる紅葉「面白山紅葉川渓谷」

山形県と宮城県の県境に位置する「面白山」の麓にある「紅葉川渓谷」は、その名のとおり、紅葉がとても美しい場所です。JR仙山線沿いにどどーんと佇む渓谷は、電車からも眺めることができますよ。


紅葉川渓谷には、全長約2kmのトレッキングコースが整備されており、面白山高原駅のすぐ近くから上流側の入口へアクセスできます。下流側の入口は駅から約2km離れており、渓谷の様々な自然美を存分に楽しめるルートです。


この渓谷は、秋になると渓谷沿いの木々が鮮やかな赤や黄色に色づきます。常緑樹とのコントラストがとても見事。自然の色彩を楽しみながらどんどん進んでいくと、大小さまざまな滝やスリル満点の吊り橋などもあり、散策に刺激を与えてくれます。


体力に自信のある方は、ぜひトレッキングを楽しんでいただきたいです。ただし、トレッキングコースは遊歩道のように整備されていないため、急な坂や滑りやすい箇所も点在しているため、滑りにくい靴や適切な装備を用意し、安全に気をつけて楽しみましょう。


体力に自信がないという方は、面白山高原駅から下車し、少しだけ歩くのがおすすめ。電車と紅葉のコラボ写真を撮ったり、渓谷の空気感に触れるだけでも気持ちがよいですよ。


電車好きな方やトレッキング好きな方にも楽しんでいただける紅葉スポットはいかがでしょう。


住所:山形県山形市面白山

アクセス:仙山線山形駅(電車30分)-仙山線面白山高原駅下車

例年の見頃:10月下旬〜11月上旬

料金:無料

駐車場:無料駐車場あり

問合せ先:山形市観光戦略課

TEL:023-641-1212

天空の古刹「山寺」の紅葉

「山寺」として知られる宝珠山立石寺は、秋の紅葉シーズンに特に訪れたい名所のひとつ。奇岩や怪石が連なる山全体が、信仰と修行の場として知られ、山肌を染める美しい紅葉は訪れる人々を魅了します。登山口から奥之院までの道のりは約1時間。1015段の石段を登りながら、秋の絶景を満喫できるのが最大の魅力です。


松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだことで有名なこの山寺。紅葉に包まれたこの時期は、芭蕉が感じた静寂と自然の美しさを一層深く味わうことができます。石段を登りながら、句碑や史跡を巡り、紅葉に彩られた壮大な景観を楽しむのはいかがでしょう。特に「五大堂」から望む田園風景は、山寺随一の絶景スポットとして人気です。


また、途中にある「根本中堂」や「納経堂」も見逃せません。紅葉に囲まれたこれらの歴史的建物は、山寺の神秘的な雰囲気を一層引き立てます。最後にたどり着く「奥之院・大仏殿」では、悪縁切りのご利益があるとされていますよ。心を清めて参拝しましょう。


参拝後には、門前町で「山寺力こんにゃく」や「さくらんぼソフトクリーム」、「だしそば」など、地元の名物グルメを楽しむのもおすすめです。紅葉と共に、秋の山寺で心身ともにリフレッシュしましょう。


住所:山形県山形市山寺4456-1

アクセス:JR山形駅(電車30分)-JR山寺駅下車-徒歩約5分

例年の見頃:10月下旬〜11月上旬

料金:公式サイトをご確認ください

駐車場:無料駐車場あり

問合せ先:

①立石寺山門寺務所

②山寺観光協会

TEL:

①023-695-2843

②023-695-2816

蔵王中央高原のエメラルドグリーンの「ドッコ沼」と紅葉

標高約1,400mの蔵王中央高原にある神秘的な「ドッコ沼」。日差しが水を照らすと青色や蒼色、エメラルドグリーンなどに変わり、幻想的な雰囲気に包まれます。


ドッコ沼へは、蔵王温泉街から蔵王中央ロープウェイに乗車、鳥兜駅で中央第一リフト(夏山リフト)に乗り継げば、体力に自信がない方も安心。トレッキングを楽しみたい方は、鳥兜駅から鳥兜山展望台経由で20分弱の散策コースもおすすめです。


夏の新緑には美しい様々な青に包まれるドッコ沼ですが、秋はまた格別。


寒いくらいの凛とした空気と赤や黄色の木々、そしてエメラルドグリーンのコントラストは見る人を惹きつけて離しません。遠い異国へきたような雰囲気と山のさわやかな空気は何時間でもみていられますよ。


また鳥兜展望台からは、眼下に蔵王温泉街、遠方には鳥海山・月山・朝日連峰などの大パノラマを一望できます。ドッコ沼畔には、ブナ林のなかにテーブルや椅子があり、昼食をとったり、昼寝をしたり、のんびりとくつろぐことができます。読書もおすすめです。


食欲の秋、読書の秋を紅葉とともに一気に楽しんじゃいましょう。


住所:山形県山形市蔵王温泉ドッコ沼湖畔

アクセス:JR山形駅-山交バス-蔵王温泉バスターミナル下車-蔵王中央ロープウェイ鳥兜駅下車-徒歩約15分

例年の見頃:9月下旬〜10月下旬

問合せ先:蔵王温泉観光協会

TEL:023-694-9328

ドッコ沼への行き方はこちらから

ケヤキ並木が美しい「山居倉庫」

日本海側に面する山形県酒田市は、古くから「米どころ」として知られています。その象徴的な存在が、「山居倉庫」です。


山居倉庫は、1893(明治26)年に建てられた米の保管庫。江戸時代に酒田は庄内地方の米の集積地として重要な役割を果たしており、山居倉庫はその伝統を引き継ぐ形で米の保存や出荷に使用されてきました。全12棟から成る倉庫の一部は、今でも現役で使用されています。


この倉庫の特徴は、裏手にあるケヤキ並木。倉庫の温度を調整し、夏の強い日差しから米を守るために植えられたものです。約200本の大きなケヤキの木が、約100年もの間、海辺の強い風と直射日光を遮り、倉庫内の温度を一定に保ってきました。


現在もその役割は変わりません。しかし、並木道は倉庫を守るためだけでなく、四季折々で私たちの目と心に美しさを運んでくれます。


春の新緑や冬の雪化粧はもちろん美しいですが、やはり秋の紅葉がおすすめ。少し肌寒くなってきた10月中旬から下旬にかけて、重厚な黄色、黄金に輝きだします。並木道ですので、散策をしながら、秋の空気に触れ、写真を撮るのはいかがでしょう。


日没から22時まで倉庫のライトアップがあり、夜の散策もおすすめですよ。


酒田の歴史と自然が調和した風景は、地元の人々からも愛されています。近くには、酒田ラーメンのお店や海鮮料理屋などのグルメスポットもたくさんあります。米や酒といった特産品を販売しているお店もあるため、食欲の秋もお楽しみくださいね。



住所:山形県酒田市山居町1-1-20

アクセス:日本海東北自動車道 酒田ICから車で約15分

     酒田駅前より市営るんるんバス、酒田駅大学線9~15分、山居倉庫前下車、徒歩すぐ

例年の見頃:10月中旬~10月下旬

料金:無料

駐車場:普通車27台、大型車3台

問合せ先:酒田観光物産協会「酒田夢の俱楽」

TEL:0234-22-1223

幸福のフキにまじないをかけて「梵字川渓谷」

山形県鶴岡市にある梵字川渓谷(ぼんじがわけいこく)。自然豊かな場所で新緑と紅葉が美しい知る人ぞ知る絶景スポットです。


米の粉の滝ドライブインから道の駅「月山」まで続く約800mの展望遊歩道は30分ほどの道のりです。道中にある「なびら雪つり橋」から眺める渓谷や色づいた山々はまさに絶景です。


遊歩道は、静かで、澄んだ森の空気に包まれています。色とりどりに染まった木々が渓谷というキャンバスを染め上げていきます。清流のせせらぎが耳に優しく、心身ともにリフレッシュできるでしょう。「疲れているな。」と感じたらぜひ、癒されに行ってみてくださいね。


ちなみに、紅葉をみながら、おまじないも楽しめるのが梵字川渓谷の魅力のひとつ。「幸福のフキまじない」と呼ばれており、フキの葉の形をした紙に願いを書き、なびら雪つり橋から見えるハート型の岩に向かって投げ入れます。見事、岩の上にのったら、願いが叶うと言われていますよ。筆者もチャレンジしましたが、全く届きませんでした。何度もチャレンジしたくなるおまじないです。


周辺には、「米の粉の滝」や「アカクラアオクラ」などの紅葉の名所が点在していますので、紅葉を巡る旅も楽しいですよ。


住所:山形県鶴岡市上名川

アクセス:庄内あさひICより車で約10分、月山あさひICより車で約30分

例年の見頃:10月中旬~11月上旬

料金:無料

駐車場:あり(大型バス駐車可能)

問合せ先:鶴岡市朝日庁舎産業建設課

TEL:0235-53-2120

アクティブに秋のダムを楽しむ「ながい百秋湖」

山形県の長井市にある長井ダムと、そこに広がる「ながい百秋湖」は、秋の紅葉が美しい絶景スポット。長井ダムは最上川の支流・置賜川をせき止めて作られた大規模なダムで、ダム湖である百秋湖は四季折々の美しい自然が楽しめます。特に秋の紅葉シーズンは見どころが満載ですよ。


10月下旬から11月上旬にかけて、湖畔の木々が赤や黄色に色づき、湖面に映る紅葉が幻想的な風景を作り出します。澄んだ湖の水と鮮やかな紅葉のコントラストが見事で、訪れる人々を魅了します。湖を囲む山々の紅葉が一斉に色づく様子は、自然の壮大さを感じさせてくれます。


長井ダムの周辺では、遊歩道や展望台が整備されており、ゆっくりと紅葉を楽しみながら散策するのに最適です。また、ダム湖周辺には車でアクセスできるため、ドライブしながら紅葉を楽しめます。展望台からは、百秋湖と周囲の山々が織り成す紅葉の大パノラマを一望でき、その美しさは息を呑むほど。


さらに、百秋湖では、カヌー体験やボートツーリングなどのアクティビティも楽しめ、紅葉の中でアクティブな体験ができるのも魅力のひとつです。秋の澄んだ空気の中で、自然と触れ合いながらリラックスしたひとときを過ごしてはいかがでしょう。


住所:山形県長井市平野字北脇ノ沢4164-9

アクセス:JR赤湯駅-フラワー長井線 長井駅下車-徒歩約15分     

例年の見頃:10月下旬~11月上旬

問合せ先:長井市観光協会

TEL:0238-88-5279

アクティビティを楽しみたいならこちら

三羽のうさぎに願いを込めて「熊野大社」

山形県の熊野大社は、「東北の伊勢」とも称され、日本三熊野の一つとして知られる歴史ある神社です。この神社は縁結びのパワースポットとしても有名で、特に秋には色鮮やかな紅葉と大イチョウの美しさが訪れる人々を魅了します。


参道の入口には大鳥居が立ち、そこから進むと樹齢850年を誇る大イチョウがそびえ、圧倒的な存在感を放っています。秋には、このイチョウが黄金色に輝き、境内全体を秋色に染める風景はまさに絶景。


石段を上ると、風格のある拝殿と本殿が現れます。本殿の裏側には「三羽のうさぎ」の彫刻があり、これをすべて見つけると願いが叶うとされています。特に三羽目のうさぎは、なかなか見つけられません。ぜひ、チャレンジして幸運を呼び寄せてくださいね。


秋の熊野大社では、紅葉とともに特別な祈願祭が開催されます。特に満月の夜に行われる「月結び」は人気ですよ。満月の光に照らされながら縁結びの祈願が行われ、参列者限定のお守り「たまゆら守り」や、月ごとに異なる限定の御朱印も授与されます。この時期に熊野大社を訪れると、紅葉に彩られた静かな境内で、心を清め、特別な縁を感じることができるでしょう。


紅葉の美しさとパワーをもらって、忘れられないひとときをお過ごしください。


住所:山形県南陽市宮内3476-1

アクセス:JR赤湯駅-フラワー長井線 宮内駅下車-徒歩約15分     

例年の見頃:10月下旬~11月中旬

駐車場:あり(普通車200台)

問合せ先:熊野大社

TEL:0238-47-7777

公式サイトはこちら

まるで赤い絨毯「烏帽子山公園」

山形県南陽市に位置する「烏帽子山公園」は、春の桜で有名な公園です。


そんな烏帽子山公園の秋も一面が赤い絨毯に染まって、なんとも美しいのをご存じでしょうか。


公園のどこを切り取っても美しい紅葉スポットなのですが、特に公園内にある明治時代に架けられた石造りの「めがね橋」周辺の紅葉は見事で、歴史的な橋と鮮やかな紅葉が織りなす風景は、人々を魅了します。


公園内には整備された遊歩道があり、紅葉を眺めながらのんびり散策することもできますよ。公園からは、広大な置賜盆地の風景が一望でき、紅葉と共に地元の町並みや山々の景色を楽しめます。


また赤湯温泉街から烏帽子山へと続く石段を上ると、圧倒的な存在感を持つ「日本一の大鳥居」が現れます。高さ12メートル以上の継ぎ目無し石造りの大鳥居。大鳥居をくぐると烏帽子山八幡宮へお参りもできます。


赤湯温泉でのひとときと共に、少し足を延ばしてこの美しい紅葉スポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

温泉で心身を癒した後に公園での紅葉狩りは秋の贅沢な体験になるでしょう。


住所:山形県南陽市赤湯1415

アクセス:JR赤湯駅下車-徒歩約20分     

例年の見頃:10月下旬~11月上旬

駐車場:あり(普通車約150台)

問合せ先:南陽市観光協会

TEL:0238-40-2002

Column

鶴の恩返し伝説の寺「珍蔵寺」の紅葉

山形県南陽市の珍蔵寺は、紅葉の季節に一段と美しさが際立ちます。


鶴の恩返し伝説が息づくこの禅寺は、静かな境内と調和した紅葉が心を洗うような風景を作り出します。

鶴の恩返し伝説の寺「珍蔵寺」の紅葉

松尾芭蕉が愛した風景「最上峡」

山形県戸沢村にある「最上峡」は、秋の紅葉シーズンに訪れるべき絶景スポットのひとつ。特に、最上川舟下りと共に楽しむ紅葉は、最上川流域の中でも随一の美しさを誇ります。


例年、紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬。最上峡を囲む山々が黄金色に染まり、鮮やかな紅葉が広がります。この時期の最上峡は、山々が赤や黄色に染まる風景が川面に映り込み、まさに絶景です。


最上峡の紅葉を満喫するには、やはり「最上川舟下り」が外せません。川岸まで山が迫るダイナミックな風景を、間近で楽しめるこのアクティビティは、紅葉狩りの醍醐味を存分に感じさせてくれます。


舟から眺める紅葉は、陸地からの観賞とは一味違い、水面に映る景色とともに、自然が織りなす壮大な風景を五感で感じることができます。


舟下りのコースは2つあり、運営会社によってそれぞれ異なる趣を持っています。どちらのコースもそれぞれに魅力があり、「最上芭蕉ライン観光」はのんびりとした解説付きの優雅な舟旅、「義経ロマン観光」は自然の迫力を堪能できる少しアクティブな旅です。


川沿いの国道47号をドライブやツーリングしながら紅葉を楽しむのも素晴らしいですが、舟に乗ってダイナミックな山と川の風景を間近で感じる体験は格別です。


最上峡の紅葉は、山々と川が織りなす壮大な自然美を存分に堪能できるため、秋の特別なひとときを味わってみてくださいね。


住所:山形県最上郡戸沢村大字古口 

例年の見頃:10月下旬~11月上旬

舟下り運営会社:

最上芭蕉ライン

義経ロマン観光

問合せ先:

①0233-72-2001

②0234-57-2148

最上峡やその周辺については「戸沢村観光物産協会」(TEL:0233-72-2110)までお問合せください。

開湯1200年を誇る歴史ある湯治湯「肘折温泉郷」の紅葉

山形県大蔵村にある肘折温泉郷は、開湯1200年を誇る歴史ある湯治場。昔ながらの温泉の風情を色濃く残しています。


特に秋の紅葉シーズンは、山あいの静かな温泉郷が色鮮やかな紅葉に包まれ、訪れる人々に特別な体験を提供します。信仰の山である月山の麓に広がるこの温泉郷では、温泉街を流れる銅山川沿いに紅葉が広がり、旅館の風情ある佇まいとともに美しい景色を楽しめます。


温泉街のシンボルとも言える昭和12年に建てられた木造の「旧肘折郵便局舎」は、紅葉に彩られ、ますます懐かしい雰囲気を醸し出します。旧肘折郵便局舎は、温泉街の中心に位置しており、訪れる人々に昔ながらの日本の温泉街の魅力を伝えています。


さらに、肘折温泉郷のすぐ近くには、新庄藩に伝わる大蛇退治の伝説が残る小松淵があります。秋には、この渓谷も鮮やかな紅葉に包まれ、銅山川の清流と相まって絶景を作り出します。


散策しながら紅葉を楽しむのはもちろん、温泉に浸かりながら紅葉を眺める贅沢なひとときも魅力のひとつです。


肘折温泉郷は、秋の紅葉とともに心身を癒す場所として、また湯治場の伝統を感じられる温泉地として、何度も訪れたくなる特別な温泉郷です。


住所:山形県大蔵村肘折温泉

アクセス:JR新庄駅-村営バスで約60分     

例年の見頃:10月中旬~10月下旬

駐車場:あり(40台)

問合せ先:大蔵村観光協会

TEL:0233-34-6106

公式サイトはこちら

やまがたは360°紅葉を見渡せる大パノラマ

山形県は、県土の7割もが森林です。今回、ご紹介した紅葉スポット以外にも、遠くから赤や黄色に萌える山々を望むもよし、蔵王エコーラインや鳥海ブルーラインなどの絶景を車窓から眺めるもよし、新幹線や電車、バスから流れる景色を見るもよし。どこを切り取っても綺麗な景色が広がりますよ。


新鮮な空気を吸って、綺麗な景色を眺めるとこころも身体もリフレッシュできますよね。「また明日から頑張ろう!」という明日への活力になるような、そんな旅をしませんか。


もちろん、花より団子という皆さまにも朗報です。山形県には、秋の味覚もたくさんありますよ。ぶどうや梨などのフルーツに、栗や松茸、新米など数え切れません。紅葉も楽しみながら、食欲の秋も満喫しちゃいましょう。


※写真は月山です。

紅葉スポットマップ

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