山寺と蔵王を満喫!日本遺産「山寺と紅花」周遊コース

日数
1泊2日
主な交通手段
自家用車・レンタカー

山寺を出発し、蔵王温泉に宿泊する日本遺産「山寺と紅花」の構成文化財などをめぐる1泊2日のコース。

山形の温泉や自然に癒されながら、山形市、白鷹町、山辺町、中山町を巡ります。


日本遺産「山寺と紅花」公式サイト

https://yamadera-benibana.jp/

START
1日目

山寺(宝珠山立石寺)

俳聖が名句を詠んだ、天空の古刹

「山寺」の通称で知られる「宝珠山立石寺」。奇岩怪石からなる山全体が修行と信仰の場になっており、登山口から大仏殿のある奥之院まで1時間ほどの道のりのそこかしこに、絶佳の景観が広がります。
 俳聖・松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を紀行文「おくのほそ道」に残したことでも知られています。
1015段もある長い石段を登って奥之院を目指すのが王道の参拝ルート。石段は登ることにより煩悩が消滅すると言われている、ありがたい修行の石段。修行とはいえ、途中には句碑などの史跡や絶景が広がるスポットなど見どころがたくさんあり、知的にも感覚的にも楽しみながら登ることができます。
まずは登山口からほど近い場所に位置する「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」へ。国内最古のブナ材木造建築とされ、国の重要文化財に指定されています。「弥陀洞(みだほら)」は、雨風に削られた岩壁に仏の姿を見つけることができた人は幸せになれるとされるパワースポット。邪心を持つ人がくぐらぬように2体の仁王像がにらみをきかせている「仁王門」を過ぎ、「開山堂・納経堂」へ。雄大な山々を背景に赤い納経堂が巨大な奇岩の上に建つ様は、山寺を代表する眺めです。能の舞台のようなお堂の奥から田園風景を見渡せる「五大堂」も山寺随一のビュースポット。最終地点にあたる「奥之院・大仏殿」は悪縁切りのご利益があるとされています。
門前町では「山寺力こんにゃく」をはじめ、「さくらんぼソフトクリーム」「だしそば」などの名物グルメもお楽しみいただけます。
車で約25分

山形まるごと館 紅の蔵

紅花商人長谷川家の蔵屋敷を活用し、山形の魅力ある食の提供、新鮮な農産物の直売、各種イベントの開催、観光情報の提供などを行う複合施設

旬菜旬食をテーマとした山形の魅力ある食の提供、地域特産品の販売、伝統野菜をはじめとする安心・安全・新鮮な農産物の直売、イベントの開催、観光情報の提供などを行う複合施設。
車で約5分

山形美術館

国重要文化財「奥の細道図屏風」(与謝蕪村作)ほか、数々の美術品は必見!

山形美術館は四季の移ろいを感じることのできる霞城公園東大手門のそばに位置しています。企画展を始め、江戸期から近代までの日本美術、郷土の美術、そして印象派を中心としたフランス近代絵画の常設展示をゆったりご覧いただけます。また地域の文化団体の発表の場としても親しまれています。

車で約50分

蔵王御釜

山形県と宮城県にまたがる火口湖で、季節や天候の変化によって湖面の色が変化する神秘的な景勝地。観覧ポイントまでは車やリフトを使って行くことができます。(11月初旬から4月下旬までは冬季閉鎖)
車で約30分

蔵王温泉

開湯1900年、日本屈指の古湯。

豊富な湯量と強酸性の硫黄泉が特徴の蔵王温泉。温泉街のそこかしこに湯気が立ち上り、多くの旅館やホテルが建ち並びます。
硫黄泉には殺菌作用や皮膚を強くする作用があるとされ、「美肌の湯」「美人づくりの湯」とも呼ばれます。
そんな名湯を気軽に楽しめるのが、蔵王温泉共同浴場。「上湯」「下湯」「川原湯」という3つの共同浴場は、それぞれが徒歩3分圏内という近さなので、湯めぐりするのにも便利です。
蔵王で人気の観光といえば、やはり「蔵王連峰」(宮城県・山形県境)の山岳観光。国定公園にもなっており、なかでも火口湖「蔵王の御釜」(宮城県川崎町・蔵王町)は、神秘的な美しさをたたえる、夏の蔵王の代表的な景観です。

冬の蔵王の魅力的は、なんといっても、東北最大級の規模を誇るほこる「蔵王温泉スキー場」と、スノーモンスターと呼ばれる「蔵王の樹氷」。
「蔵王の樹氷」のピークは1月~2月で、蔵王連峰の地蔵岳山頂付近で見ることができます。スキーやスノーボードをしなくても、「蔵王ロープウェイ」に乗れば樹氷の観賞を楽しむことができ、「樹氷ライトアップ」などのイベントも行われます。
昼の「スノーアクティビティ」+夜の「樹氷ライトアップ」+温泉旅館・ホテル宿泊が、冬の蔵王温泉を最も満喫できるおすすめプランです。
2日目
車で約20分

ぐっと山形 (山形県観光物産会館)

山形のいいものココにあり!

「ぐっと山形」は、国道13号線沿いにあり、東北中央自動車道山形上山ICからも近く、お車での山形観光の際には、休憩やお土産の購入にぜひ立寄りたい施設。
山形の旬のフルーツをはじめ、銘菓や伝統工芸品、米沢牛など、様々な物産品を取り揃えています。
県内の老舗菓子店が名を連ねる「山形銘菓コーナー」や、県産酒を取り扱う「山形銘酒館」、東北6県のお土産を集めた「東北土産コーナー」もあり、きっとお好みのお土産も見つかるはず。
フードコートでは、山形名物のそばやラーメン、ステーキ、スイーツなどをお召し上がりいただけます。 また、開放的なテラス席からは、晴れた日には月山などの山々を眺めることもできます。
隣接地に、山形市が開設する「道の駅やまがた蔵王」が2023年12月開業を予定しています。
車で約30分

道の駅「白鷹ヤナ公園」・あゆ茶屋

人気定番「あゆ手違勅」「あゆ刺身」「あけびのみそ揚げ」がおすすめ!

雄大な最上川に設置されたヤナ場。名物「鮎の塩焼き」をはじめ、アユ料理がいつでも楽しめる人気観光施設です。春は最上川にかかる鯉のぼり、紅花が見頃となる夏は観光ヤナ場で川風を感じ、秋は「白鷹鮎まつり」で白鷹グルメを堪能、冬は寒風干し鮎がとっても美味。レストランでは鮎づくしのお料理を堪能することができます。屋外では炭火で香ばしく焼かれた鮎のにおいについつい誘われ、ベンチでビール片手にいただく鮎は最高です。
【年間行事】
ヤナ開き祭り 期間:4月下旬~5月上旬ヤナ開きまつりはG.W頃 毎年のヤナ場の豊漁と安全を祈願する「ヤナ開き祭り」が開催されます。
ヤナ場の上空を約150匹の鯉のぼりが最上川の春の川風に泳ぐ姿は壮観です。


おきたま雛回廊展『古典雛』 期間:2月上旬~3月江戸時代 最上川の舟運で栄えた時代、多くの上方文化が舟によって持ち込まれ、その中にひな人形があり今に受継がれて来ています。また白鷹町の伝統工芸品である深山和紙で作った和紙人形も展示されています。
※2021年2月の営業時間は、毎週木~日曜日の10:00~15:00となります。
車で約40分

山辺町ふるさと資料館

豪農佐藤家の蔵を移設し、町の歴史、繊維関係の資料、織物・染物などを展示

江戸時代以来紅花、青苧等を扱い幅広い商家であった佐藤清五郎家の土蔵を修復し平成6年7月オープン。三つの蔵と日本庭園からなっています。古代から現代までの山辺町の歩みについて常設展示しているほか、様々な企画展を行っています。また、ふるさと資料館所蔵の紅花染め衣装は、2018年に日本遺産に認定された「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財になっております。
車で約10分

重要文化財 旧柏倉家住宅(九左衛門)

約2300坪の敷地に建物が約427坪の学術的にも貴重なお屋敷。

旧柏倉家住宅は、近世の上層農家の形式を継承した大規模住宅となっています。現在の主屋は前身の建物が天明3年(1783年)に建てられ、明治31年(1898年)に大改修を経た姿です。高度な意匠や建築技術、主屋の座敷や銘木による精緻な内装、漆塗りや金箔で荘厳な仏蔵、春慶塗で華やかに彩る前蔵の上質な蔵座敷などは見ごたえがあります。山形県村山地方における屋敷構えを特徴とした、「明治期の南東北地方における上質な農家建築」として高く評価されており、昭和55年(1980年)に山形県指定有形文化財、令和元年(2019年)には国指定重要文化財となりました。

GOAL

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