出羽三山 正式参拝コース

日数
2泊3日
主な交通手段
徒歩

出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)を巡る正式参拝コース。

 ※月山や湯殿山は登山の装備が必要です。

 ※開山期間:月山:7月1日~8月31日、湯殿山:5月1日~11月上旬頃


特集記事『世界が認めた霊山を歩く「出羽三山参り」』はこちらから

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1日目
JR鶴岡駅からバスで40分

随神門

出羽三山神社の神域の表玄関です

神域に邪悪なモノが侵入するのを防ぐ御門の神を祀っています。明治時代まで「仁王門」と呼ばれており、1695年に現秋田県由利本荘市矢島の領主生駒山讃岐守が、家運繁栄と極楽往生を祈って寄進しました。
徒歩で約10分

(国宝)羽黒山 五重塔

山中にそびえる東北最古の五重塔

羽黒山参道、一の坂上り口の杉並木の中にあり、東北北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えられています。
現在の塔は、約600年前に再建されたものといわれています。
高さが29.0mの三間五層柿葺素木造で、昭和41年には国宝に指定されました。
近くには樹齢1,000年、樹の周囲10mの巨杉"爺杉(じじすぎ)"があります。


★国宝羽黒山五重塔 杮葺き屋根の葺き替え工事は2024年9月に完了しました。
 足場が撤去され、五重塔の全体が見られるようになりました。
 より神々しくなった五重塔を見にぜひお越しください!
 ▶お問合せ:出羽三山神社(0235-62-2355)
徒歩1時間

三神合祭殿

出羽三山の神々を祀る国指定重要文化財

羽黒山頂に建つ三神合祭殿は、月山、羽黒山、湯殿山の三神を祀っています。月山は死後の安楽を祈る山(過去)、羽黒山は現世の幸せを祈る山(現在)、湯殿山は生まれ変わりを祈る山(未来)とされています。
冬は、月山、湯殿山には積雪で登拝できないため、羽黒山に三神を祀ると伝えられ、11月以降は出羽三山において唯一参拝可能な場所となっています。

本殿は、中世の構造を残した貴重な茅葺木造建築で、厚さ2.1mの萱葺の屋根や総漆塗の内部などは見ごたえ十分。
重なる火災に見舞われ、現在の社殿は文政元年(1818年)に再建したもの。
前方の鏡池は、神秘の御池として古来より多くの信仰を集め、羽黒信仰の中心でもあった。本殿前の「御手洗池(みたらしいけ)」は、平安時代から銅鏡が奉納されていることから、「鏡池(かがみいけ)」とも呼ばれています。

丑年は出羽三山の御縁年、卯歳は月山の御縁年です。御縁年に参拝すると、12年分のご利益があるといわれています。

<行程>
羽黒山駐車場より山伏案内 → 三神合祭殿にて団体祈祷(昇殿札授与・御神酒拝戴) → 歴史博物館(自由拝観・冬期間除く) → 羽黒山駐車場

★国宝羽黒山五重塔 杮葺き屋根の葺き替え工事は2024年9月に完了しました。
 足場が撤去され、五重塔の全体が見られるようになりました。
 より神々しくなった五重塔を見にぜひお越しください!
 ▶お問合せ:出羽三山神社(0235-62-2355)
徒歩5分

羽黒山斎館に1泊

庄内平野の雄大な景色とともに羽黒山伏が伝承した精進料理を味わえる

元「華藏院」で山伏の住した遺構として今に残る唯一の建物。
食事と宿泊ができ、旬の山菜やきのこを素材にした精進料理を味わえます。(完全予約制)
2日目
バスで1時間

月山八合目 弥陀ヶ原

天空の楽園と紹介される高山植物の宝庫

月山は八合目まで車で行くことができ比較的楽に数多くの高山植物を観賞できる事でも人気の弥陀ヶ原。
ニッコウキスゲやミズバショウなど130種類以上の可憐な花が咲き誇る、日本でも有数の高山植物の宝庫です。
標高1,400m付近のなだらかな湿原を整備された木道で一周約60分ほどの空中の自然散策を楽しめます。

※木歩道上での傘差しは禁止ですので雨具の準備をお願いします。
※木歩道は滑りやすい場合もあり、転倒や踏み外しの危険もありますのでヒール、革靴、サンダルではなく、スニーカーやトレッキングシューズの着用をお願い致します。
※土日祝日は、月山八合目へ向かう道路(県道月山公園線)が大変混み合いますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
★2024年7月1日~9月30日まで、路線バスを利用した方へのプレゼントキャンペーンを行っております。
 詳細は、こちらをご覧ください⇒「サステナバス旅 月山へ行こうキャンペーン!」

月山弥陀ヶ原へ至る県道月山公園線の渋滞見込み(土日祝日、晴天の日の午前)
月山登山のシーズン到来!【登山にあたっての注意事項】
徒歩3時間

月山神社

死者を祀る幽玄たる霊山に参り、現世のありがたみを知る

月山は、羽黒山・湯殿山とともに出羽三山をなし、修験道の聖地として信仰を集めています。
山頂に鎮座する月山神社は、近代社格制度における東北で唯一の旧官幣大社であり、守護神、月読命が祀られています。

また、古くから兎は月山神のお使い、月の精とされ、悪運から逃れる力があると伝えられています。
卯歳は月山の御縁年であり、御縁年に参拝すると12年分のご利益があるとされています。

月山山頂からの眺めは、庄内平野はもちろん、鳥海山、朝日飯豊連峰、遠く岩木山、八幡平までも望むことができる絶景です。
さらには広大な区域が磐梯朝日国立公園の特別区域に指定されており、そこには庄内町の花クロユリや、本州では月山と尾瀬にしか自生していないオゼコウホネなど、希少な高山植物があちこちに咲いています。
かつて松尾芭蕉が月山に登ったときには、「雲の峯いくつ崩れて月の山」という句を詠みました。


※登山靴、防寒具、レインコートなどの登山装備が必要です。アクシデントに備えての食料や水なども必ず用意しましょう。
※例年7月下旬頃まで積雪があるため、雪山登山用の装備が必要となります。
月山ガイド協会は、八合目から頂上までの往復のガイドを依頼できます。
月山登山のシーズン到来!【登山にあたっての注意事項】

※土日祝日は、月山八合目へ向かう道路(県道月山公園線)が大変混み合いますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
★2024年7月1日~9月30日まで、路線バスを利用した方へのプレゼントキャンペーンを行っております。
 詳細は、こちらをご覧ください⇒「サステナバス旅 月山へ行こうキャンペーン!」

★月山登山については、下記リンクをご覧ください
 「月山」(サイト内ページ) 
徒歩2時間30分

湯殿山 湯殿山参籠所に1泊

出羽三山の奥の院 神秘が息づく行の山

湯殿山は標高1,504mで月山に連なり、伊勢・熊野と並ぶ三大霊場のひとつです。
その北側中腹、梵字川の侵食によってできた峡谷中には、五穀豊穣・家内安全の守り神として崇敬される湯殿山神社本宮があります。
出羽三山の奥の院とも呼ばれ、月山・羽黒山で修行をした行者がここで仏の境地に至るとされています。
湯殿山本宮前が月山への登山口(湯殿山口)で、装束場(施薬小屋)までは急な岩坂、鉄はしごと続き、まさに修験場と呼ぶにふさわしい月山登山ルートです。
※開山期間は、積雪のため6月1日より11月上旬頃までとなります。(積雪期は閉山)
月山ガイド協会(月山頂上から湯殿山縦走ガイド)
 月山から湯殿山の縦走は、月山ガイド協会のガイドをご検討ください。月山ガイド協会が紹介するガイドは、全て日本山岳ガイド協会認定ガイドです。
3日目
徒歩30分

湯殿山神社

出羽三山の奥の院 神秘が息づく行の山

「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、標高1,504m、月山南西山腹に連なる なだらかな稜線の山。出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。湯殿山神社には社殿がなく、ご神体は熱湯の湧き出る茶褐色の巨大な霊巌です。江戸時代には、西の伊勢参りに対して、東の奥参りと称して、両方をお参りすることが「人生儀礼」の一つとされ全国からの参拝者で賑わいました。※開山期間は、積雪のため6月1日より11月3日頃までとなります。(積雪期は閉山、湯殿山開山祭/6月1日)
土日祝日限定シャトルバスで羽黒随神門まで約1時間15分、路線バスを乗り継ぎ随神門からJR鶴岡駅まで約40分
またはタクシーで1時間15分
GOAL

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