~置賜三十三観音編~ やまがた出羽百観音を巡る旅

所要時間
1日
主な交通手段
車、歩き

世界に誇る山形の精神文化「やまがた出羽百観音」




「百観音」となると、札所だけでもおよそ100、ランチや休憩できるカフェ、お土産どころや名所旧跡、立寄施設などを組み合わせると巡り方や旅の楽しみは、無限大に広がります。
 今回は、「坐禅」や「写経」、「精進料理」など、お寺ならではの心を研ぎ澄ます特別な時間を体験できる札所を組み込みながら、テーマを設けて各三十三観音をそれぞれ1日で巡るモデルコースを御紹介します。

 置賜三十三観音編として御紹介するコースは、かつて置賜の地を治めた米沢藩上杉家の重臣・直江兼続の妻お船の方が、領地内で観音巡礼できるよう三十三霊場を定めたのがはじまりと伝えられていることにちなみ、上杉家や直江兼続ゆかりの寺社を巡るモデルコースです。


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特集「やまがた出羽百観音」はこちら

特集「やまがた出羽百観音を巡る旅 ~癒しのビュースポットと温泉編~」はこちら



START

松が岬公園/上杉神社(米沢市)

水をたたえたお堀が往時の米沢城を偲ばせる

米沢藩上杉家の家祖謙信がまつられる上杉神社、初代藩主景勝や9代藩主治憲(鷹山)などがまつられる松岬神社、上杉家14代茂憲伯爵邸の本宅として建てられた上杉記念館(上杉伯爵邸)や上杉博物館と置賜文化ホールが合築された伝国の杜など、上杉家ゆかりの施設が立ち並ぶ松が岬公園エリアでお参りや朝の散策を。「上杉神社稽照殿」では上杉謙信の遺品や直江兼続の「愛」の前立ての兜など、貴重な文化財を見ることができます。
5分

春日山林泉寺(米沢市)

上杉家の菩提寺

「春日山林泉寺」は、上杉謙信の祖父である長尾能景が建立した米沢藩上杉家の菩提寺です。はじめ、長尾上杉氏の本拠地があった春日山城(現在の新潟県上越市)の山麓に建立されましたが、上杉家の転封に伴い米沢に移りました。山門を入ると正面に本堂があり、左手には墓地、本堂の裏には庭園が広がります。境内の一角には藩主の奥方・子女・支侯家(分家)の廟所があり、直江兼続とお船の方夫妻の墓は、本堂南西の一角に石塀をめぐらしてあります。

10分

19番笹野観音/長命山幸徳院(米沢市)

米沢市のあじさい寺と言えば、この笹野観音・前田慶次ゆかりの堂森善光寺(松心山光照院善光寺)・33番戸塚山観音近くの嶺松山瑞雲院の3寺。四季折々に咲く花々に心癒されます。お堂のある笹野地区は笹野一刀彫の里です。鷹や干支などにちなんだ木彫りは種類も大きさも様々でかわいらしい表情はお土産にもぴったり。門前の笹野民芸館(0238-38-4288)、笹野一刀彫 鷹山(0238-38-3200)では実演見学や絵付け体験もできます。(電話確認予約要)

20分

21番小野川観音/甲子大黒天本山(米沢市)

小野小町が入湯して病を治したと伝わる小野川温泉にある小野川観音。小野川エリアの中でも温泉街を一望できる高台にあります。小野川観音のある宝珠寺は甲子大黒天をおまつりし、開運招福・商売繁盛の大黒様として親しまれています。こちらでは一つ一つ思いを込めて手書きされた色紙おみくじや腕念珠づくり体験、写経体験など楽しくも厳かな時間を過ごせる企画を行っています(要予約)
1分 駐車場に戻ります

小野川温泉宝寿の湯(米沢市)

日帰り温泉と足湯カフェ 自然の中で癒やしの時間

温泉街の食堂やたまごがおいしいカフェなど悩むのも楽しいランチ選び。今回は小野川観音の参道の上り口にあるこちらをチョイス。(駐車場は共用となっています)
20分

26番遠山観音/恵日山西明寺(米沢市)

米沢市遠山地区の西明寺境内に立つ遠山観音。西明寺は上杉家の移封に伴い越後から米沢に移転したもので、境内には直江兼続が紅葉狩りで訪れた際に詠んだ詩碑、3代藩主綱勝が再建した薬師堂や妻の病気の平癒を祈願して手植えしたという樹齢300年のトラノオモミがあります。トラノオモミの巨木は樹勢もよく、県指定天然記念物となっています。
40分

熊野大社(南陽市)

境内散策も楽しい熊野大社エリア

東北の伊勢とも言われる熊野大社。縁結びで有名な県内有数のパワースポットです。参道の入口には大鳥居、樹齢850年の大イチョウも今なお力強くそびえ立ちます。上杉景勝が米沢城の城主になると直江兼続により熊野大社の修復が行われています。石畳の参道を熊野大社に向かって正面左手にある宝積坊は30番長谷観音の御朱印所となっており、11代藩主斉定により再建された観音堂は熊野大社の脇の細道を北に3㎞ほどのところにあります。

15分

18番新山観音/鶴布山珍蔵寺(南陽市)

南陽市漆山地区にある新山観音は、民話「鶴の恩返し」の伝説がある寺として知られる珍蔵寺の境内にあります。珍蔵寺は鶴女房の夫だった金蔵が仏門に帰依したのが開基といわれ、鶴の織った布が寺の宝とされたという言い伝えが残っています。高台にある観音堂への石段からは、木々の間から置賜盆地を見渡すことができ、上杉家の歴代当主がここから領内を検分したといいます。観音堂の山門には大きなわらじが奉納され足腰への御利益があると伝わります。
20分

10番宮の観音/大悲山普門坊(長井市)

置賜地域を代表する花の公園の一つ、長井あやめ公園エリアにある宮の観音

近年バイク神社としてライダーが訪れる總宮神社の隣に観音堂があります。御本尊の身の丈2mの木造馬頭観世音菩薩立像は鎌倉時代の作とされ、忿怒の表情は迫力に富み、腕の構えも力強く、東北随一の馬頭観音の巨像として県有形文化財の指定を受けました。足腰の強い馬に由来して、腰や膝の痛みを和らげてくれる、また勝負の仏様として合格祈願や心願成就など、御利益は馬だけに留まらないと親しまれています。直江兼続が植えたとされる「直江杉」が境内にそびえ参拝者を迎えます。

おわりに

33か所ある札所のうち、上杉家と直江兼続にちなんだ5つの観音堂と寺社を巡りました。置賜地域は花の公園、名所も多く、花巡礼も楽しめます。今回ご紹介できなかった札所も含め四季折々の美しさをぜひ体感いただきたいです。(トップ画像:新山観音/珍蔵寺)※置賜地域は積雪が非常に多く、冬期間(12月~3月下旬)はお参りができないところが多いため必ずご確認を
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