~置賜三十三観音編~ やまがた出羽百観音を巡る旅
- 日数
- 1日
- 主な交通手段
- 車、歩き
世界に誇る山形の精神文化「やまがた出羽百観音」
「百観音」となると、札所だけでもおよそ100、ランチや休憩できるカフェ、お土産どころや名所旧跡、立寄施設などを組み合わせると巡り方や旅の楽しみは、無限大に広がります。
今回は、「坐禅」や「写経」、「精進料理」など、お寺ならではの心を研ぎ澄ます特別な時間を体験できる札所を組み込みながら、テーマを設けて各三十三観音をそれぞれ1日で巡るモデルコースを御紹介します。
置賜三十三観音編として御紹介するコースは、かつて置賜の地を治めた米沢藩上杉家の重臣・直江兼続の妻お船の方が、領地内で観音巡礼できるよう三十三霊場を定めたのがはじまりと伝えられていることにちなみ、上杉家や直江兼続ゆかりの寺社を巡るモデルコースです。
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特集「やまがた出羽百観音を巡る旅 ~癒しのビュースポットと温泉編~」はこちら
松が岬公園/上杉神社(米沢市)
春日山林泉寺(米沢市)
上杉家の菩提寺
「春日山林泉寺」は、上杉謙信の祖父である長尾能景が建立した米沢藩上杉家の菩提寺です。はじめ、長尾上杉氏の本拠地があった春日山城(現在の新潟県上越市)の山麓に建立されましたが、上杉家の転封に伴い米沢に移りました。山門を入ると正面に本堂があり、左手には墓地、本堂の裏には庭園が広がります。境内の一角には藩主の奥方・子女・支侯家(分家)の廟所があり、直江兼続とお船の方夫妻の墓は、本堂南西の一角に石塀をめぐらしてあります。
19番笹野観音/長命山幸徳院(米沢市)
米沢市のあじさい寺と言えば、この笹野観音・前田慶次ゆかりの堂森善光寺(松心山光照院善光寺)・33番戸塚山観音近くの嶺松山瑞雲院の3寺。四季折々に咲く花々に心癒されます。お堂のある笹野地区は笹野一刀彫の里です。鷹や干支などにちなんだ木彫りは種類も大きさも様々でかわいらしい表情はお土産にもぴったり。門前の笹野民芸館(0238-38-4288)、笹野一刀彫 鷹山(0238-38-3200)では実演見学や絵付け体験もできます。(電話確認予約要)