山形城跡・霞城公園
やまがたじょうあと・かじょうこうえん全国有数の規模を持つ輪郭式の平城「山形城」の城跡を復原整備した都市公園
東北屈指の戦国大名・最上義光公がその礎を築いた「山形城」。昭和61年に国の史跡指定を受け、平成18年には「日本100名城」に認定されています。
山形市市街地のほぼ中央にあり、第二次世界大戦後は「霞城公園」として一般公開され、近年、発掘調査と復原工事のプロジェクトが進行中。2020年現在は巨大城門「二ノ丸東大手門」や「本丸一文字門」などの復原が進み、往時の趣きを取り戻しつつあります。
敷地内に立つ勇ましい騎馬像は最上義光公のもの。出羽の関ヶ原・慶長出羽合戦「長谷堂城の戦い(長谷堂合戦)」 のおり、先陣を切って合戦に向かう雄姿が銅像になっています。
公園内やその周囲には、明治時代に建てられた擬洋風病院建築「旧済生館本館」を移築復原した「山形市郷土館」をはじめ、山形県立博物館、山形美術館、最上義光歴史館などの文化施設があり、観光名所となっています。
また、約1,500本の桜が咲き誇る山形市随一の桜の名所でもあり、桜の季節は「霞城観桜会」が開催され、東から南濠沿いの桜がライトアップされます。