山形県エリアガイド

東北地方の南西部に位置し、横を向いた人の顔の形をしている山形県。蔵王、月山、鳥海山、吾妻山などの名峰に囲まれ、日本海沿岸では、新鮮な海の幸がずらり。そんな自然豊かな山形県を知るには、4つのエリアの特長を知るのが一番。ここでは、地域色豊かな各エリアの魅力を紹介します。

エリアマップで見る山形県

山形県は、大きく分けて「村山エリア」「最上エリア」「置賜エリア」「庄内エリア」の4つのエリアに分かれています。エリアごとに方言や郷土料理など異なる文化が根付いています。各エリアの特長を知って旅を楽しめば、あなたの山形旅行がもっと充実するはずです!

村山エリア

さくらんぼの里!フルーツ王国山形の中心地


蔵王連峰、月山などの山々に囲まれた盆地のため、一日の温度変化が激しく、果樹の生産に適している村山エリア。その肥沃な土地で獲れる数ある果実の中で、最も人気を博しているのが「さくらんぼ」です。旬を迎える初夏には多くの観光客がさくらんぼ狩りを目的にここ村山エリアを訪れます。さくらんぼの旬が終われば、大玉で甘い「尾花沢スイカ」、秋には洋梨の女王「ラ・フランス」など、次々と旬の果物が収穫されます。


フルーツ狩りの後は、松尾芭蕉も訪れた名刹「山寺(立石寺)」や大正ロマン漂う温泉街「銀山温泉」、将棋の町「天童温泉」などの温泉街散策もおすすめです。


また、そば処としても有名な山形。ランチは黒くて太い食べ応え抜群の「そば」はいかがですか。


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最上エリア

日本の原風景発見!

迫力満点の巨木とレトロ感たっぷりの温泉街 


最上エリアは、鳥海山や月山などの高く険しい山に囲まれているため、深い原生林が今も残り、全国でも有数の巨木の里と呼ばれています。杉の巨木が群生する「幻想の森」やトトロの木の愛称で親しまれている「小杉の大杉」など、幹周りが5m以上もの巨木が点在しています。また、四季ごとに移り変わる自然の風景をゆったり見渡せる「最上川舟下り」も人気です。


「肘折温泉郷」「赤倉温泉」「瀬見温泉」といったレトロな温泉地が点在し、昔ながらの湯治場の雰囲気があふれるノスタルジックな空間が広がっています。各温泉地で山菜やきのこ、天然の鮎など、山や川の自然の恵みを味わえるのも魅力のひとつ。温泉と極上な天然食材の旨みとを存分に堪能して、湯っくり湯ったりとした時間を満喫ください。


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置賜エリア

個性あふれる温泉王国&全国にも名を馳せる極上グルメ


県内最南端に位置し、上杉家の城下町・米沢で有名な置賜エリア。「赤湯温泉」「小野川温泉」「白布温泉」など数多くの温泉に恵まれ、実は隠れた温泉王国エリア。全国から秘湯ファンが訪れる「姥湯温泉」「大平温泉」「滑川温泉」「新高湯温泉」「湯の沢温泉」もそのひとつ。大自然の中に佇む数多くの秘湯巡りをお楽しみください。


また、言わずと知れた「米沢牛」をはじめとする極上グルメの宝庫でもあり、日本有数のぶどうの産地としても知られています。そのためワイナリーも多く、数々の賞を受賞したワインがいくつも誕生しています。米沢牛とワイン、合わないはずがありません。ぜひ地元ワイナリーで醸造されたワインで乾杯し、極上のグルメを堪能ください。


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庄内エリア

山岳信仰の聖地・出羽三山参り&北前船で栄えた華やかな湊町 


出羽三山(月山羽黒山湯殿山)は、海外からも参拝者が絶えず訪れる山岳信仰の聖地。そのひとつ羽黒山の石段は、2446段。一歩踏み出せば、凛とした神々しい雰囲気に引き込まれるでしょう。羽黒山参詣道の入口に建つ「随神門」から石段をしばらく進むと見えてくる国宝「羽黒山五重塔」は必見です。


北前船の往来により湊町として栄えた酒田では、現役で使用されている米保管倉庫「山居倉庫」やあでやかな「酒田舞娘の演舞」が鑑賞でき、当時の繁栄の様子や料亭文化を感じることができます。


庄内エリアは山形県で唯一海に面しており、そこで獲れる海の幸はまさに絶品。水揚げされたばかりの新鮮なお刺身と米どころ庄内の美味しいお米を口いっぱいにご賞味あれ。


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